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例えば ロフト10度の時は
(数値は概念ですので適当です)
打撃破壊力を 20%増やすと
推進力は   12%増える・・・
しかし ロフト40度になると
打撃破壊力を 20%増やしても
推進力は    5%しか増えない
・・・そんな感じのものです。

が故にアプローチをする際は
許されるのならば ロフトの立ったクラブで
行った方が、イメージの距離と実際の距離が
合い易くなるから簡単なのです。
(スイングの速度や大きさも小さくできるというメリットもあります)

グリーン周りの手で投げても届くような距離で
ある程度 立ったロフトのクラブ
例えば6番とか 7番とか
ここら辺をもって
スイングの基礎を覚えてしまいたいのです。

それは。。。
あくまでもイメージではあるのですが、
体の動作速度を 1とした場合
ボールの移動速度も 1
(数値は本当は1より高い)となるような
ランニングアプローチが基本になります。

この時 パターと同じく
ヘッドを地面に対し、円に振ってしまうと
物理姿勢としてのヘッドのインパクトロフトも増え
入射角度も加算されるので ロス率が高くなり
ボールの移動速度は どんどん 1から離れ下回ってしまいます。

できるだけ動作速度とボールの移動速度が
近似値の方が距離感は身に付きやすくなるわけです。
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ちなみに ショップなどにある弾道計測機
ショット計測器でよく使われる「ミート率」というのは
ヘッドスピードとボールスピードの対比を表しており
本当のミート率とは意味が実は違うのです。
ですので 同じ人が打ったとしても
クラブの中では ドライバーのミート率が一番高く
ロフトが増えるごとに そのミート率と呼ばれている数値は
比例して下がっていきます。

そして これはかなり忘れられていますが、
ロフトの立ったクラブは
打ち出しの角度が水平に近いので
ボールの移動距離と距離はかなり近いものですが
ロフトの寝たクラブは打ち出し角度が高いので
ボールの移動距離と水平距離は離れています。
ですので、だいたいですが
実際の数値として
 インパクトの実ロフトが40度を上回ってくると
ヘッドスピードに対して
水平移動距離が 1より下回ってくるのです。

製品ロフトで言うと40度は
ストロングロフトのクラブでは
9番とPWウエッヂの間です。
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ところが 平均的なごるファーのショットでは
7番アイアンで 実質ロフトは40度を楽々超えます。
製品ロフトは30度強位ですから
10度分もロフト効果として多い ということです。

数値で言うとアマチュアが飛ばないのはここにある訳です。

ですので
先ほど述べましたが
この時点で飛ばすために
ヘッドスピードを上げても
ロフトが大きな状態で打撃するので
ロス率が多く、ボールの水平距離にはなかなかつながりません。

だから こそ
ヘッドスピードを下げる必要はありませんが、
ヘッドスピードを上げる努力は飛距離アップには無駄が多く
少なくとも その製品ロフトの
ロフト効果で打撃する努力の方が
距離を効果的に伸ばす方法につながる
 という事なのです。