特に気を付けて頂きたいのは
ゴルフ練習場で 簡易測定器 を使っている方です。
簡易測定器は ドップラー効果を使って
弾道を計測しています。
多くの方が ヘッドスピードだけでなく
ボールスピード、それのミックスの「ミート率」を
大変強く気にかけているようですが……、
この計測器では 縦であっても、横であっても
スピン量を測るコトは出来ません。
スピン量を加味しない 弾道計測機の場合、
ボールスピード「のみ」が距離の元になるデータです。
遅い…よりも 速い方が良いのは嘘ではありませんが、
ボールスピードを上げようとして
ヘッドターンを強くし、よりインパクトロフトを閉じて
少なくしてしまうと 数値としてのボールスピードは上がりますが、
打ち出し角度も低くなり過ぎ
相応の浮力を生む スピン量も低くなり過ぎて失速…
『実際の』ドライバーショットとしては飛ばないモノ になってしまいます。
練習場専用の、架空のドライバーショットを作るコトになってしまいます。
ボールの速度、打ち出しの角度、スピン量
各各 この数値がベストだよ‼ というのは無いようなモノで
それぞれの組み合わせによって
その人その人の打ち易い、繰り返し易い組み合わせによって
飛距離更新はなされるのですが、
最近の スピン抑制がとても強く、
SYB EG-05 のように スライス殺し傾向の強いモノ では
ボールスピードやミート率の数値ばかりをおいかけるあまり、
打ち出しが低すぎ、やスピン不足のため失速のケースが少なくありません。
現場で、コースで 本当の飛距離アップを狙う‼
コースで実現可能な、再現可能な飛距離アップを狙う‼
のであれば すこし プッシュ気味、
練習場では ややプッシュスライス気味
位の意識で打ってみましょう。
🔴方向とすると 12時半~1時位の感じです。
ヘッドの返し、フェースローテーション、を意識するよりは
インパクト付近が忙しくなく
割合簡単に 「押し出す」 感覚は掴み易いと思います。