「手で打つのは辞めたい」
「手打ちは良くない」
そう分っていても 辞めにくい、卒業できない…、
そのポイントはなにか? と考えた時、
二つのポイントがあると思います。
それは 別々にあるのではなく、ほぼ同時に存在するモノで
まずは 腕とからだの仕事量 から始まる…のではないかと思います。
❶手で振るスイングから
からだの向きの変更へと移行する際、
からだの向きに かなり多くの作業を委譲するコト になります。
クラブ、もしくは グリップを移動させ
結果、として、ヘッドも移動させ ボールを打つ訳ですが、
それを からだの向きの変更で主に行う場合、
その縦横の移動量の大半は ……ほぼ全部に近いような量
を からだの向きの変更 に移譲します。
腕やクラブ、そして 遠心力なども含めた重さを
腕のさばきで処理していた訳ですが
その重さの実感 が 即ち スイングの実感
筋肉の記憶 になっているので
それの大半、割合としてはっきりと何割とは言い切れませんが、
7割以上の作業を 委譲、からだに任せるコトになるので
今まで 手で振っていたのと比べると
その やるせなさ と言うか、物足りなさ は
確かにあるかと思います。
出来るようになってくると
「なんだか 振った気がしない」
「力の入れドコロがない」 などの声を良く聞きますが、
からだを傷めないで 飛ばす というのは
そう言うモノです。
具体的な例 で言うと
手を返す と言う動作も かなりやりがい、
動作の実感がある、悪い意味で 筋肉や関節に
その感触を記憶させやすい動作 ですが、
その一つの例として
多くの方は インパクトの場所 というのを
左腕と左サイドのしぼり というか、
左脇を締める感覚で覚えている・・・ のかな とも感じます。
その 左脇の締まり は
からだの向きの変更で主にクラブを動かすコト を行う目で見ると
からだの回転と腕の仕事を切り離す、
左脇の締まりは、からだの回転を一時的に止めないと発生しない動きです。
蛇足…ですが、
両手離し(スプリットハンド)ドリルにおいて
フェースローテーションから離れられない人は
インパクト前後、フォローで
左脇が開けられない
左上腕が上げられない
というのが 多いと思います。
そこ だけでは不十分ですが、(→つかまえ方シリーズへ)
少なくとも フェースローテーションを無くし
からだの向きの変更でボールを打つ には
左脇のしまり、左腕のしぼり と真反対に相当する
左脇を開ける
左上腕を上げる(意識としてインパクト以前に!)
が出来るよう 素振りをしてみて下さい。
そう言う箇所箇所の 筋肉の記憶 というのが
なかなか 外せない と言うのもあると思います。
クランチ…右ひじを外に張って
クラブを寝かせないで テークアウェイ の形 を作る人も
切り返しやダウンスイングになると
やっぱり クラブを寝かせて・・・ というのは
手の返しでクラブを振る動作や
クラブを寝かす重さ感 という スイングの実感 を
やっぱり頼っているのでしょう。
そこは ボールのとらえ方 というのから
考え直してみるべきでしょうね。 (記事にします)
❷こちらは補足に近いのですが、
からだの回転で 腕を動かし、クラブを動かす
そう考えている人は
からだの回転で 腕やクラブを引っ張ろう、
引き摺ろうとしているのではないか と思います。
正解は 腕の動き クラブの送り で
からだの向きを変えるのであって
反対、と思って間違いないと思います。
動作の感覚が魔反対で
からだの回転で腕やクラブを引っ張る のではなく
腕やクラブの重さで からだの向きを変える のです。
ボールのとらえ方、ボールをとらえる感覚を
変える必要があるかも…ですけど…。
からだの回転で腕やクラブを引っ張る ・・・
からだの回転で打ちたい から そうする… と
腕やクラブを引っ張ることは可能ですが、
その展開では フェースはボールを向かず
ソールがボールに向いてしまいます。
それでは ボールを打てませんから
インパクト間際で ボールにフェースを… という
本末転倒 になってしまいますよ。