軽いヘッドと硬いシャフトのクラブ
(変なスイング覚えたければ軽量スチールがいいですね)
まあ 一般的な市販のクラブは
振り回してスピードを上げないとボールは飛びません。

しかし クラブを振り回してスピードを上げると
スライスはより一層増します。
ここで脱落するゴルファーもいます。

クラブの理屈、物理の約束を無視しているので
体への負担も大きく、
スライス解消のために練習量も過度に必要になるので
体の故障も多いですね。
ここで脱落してしまうゴルファーも少なくありません。

軽いヘッド 硬いシャフトのクラブでは
地面からボールを打つ場合、
ボールを右に置かなくては打てません。
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ボールを右に置く…ということは
体重も右に残す と言う意味ですので
インパクトは必ず 上を向いた 煽る状態になるので
フェアウェイウッドは苦手とするでしょう。

オジサンゴルファーが将来を考えながら
ホントはFWと仲良くした方がいいんですが
難しいんでしょうね。

これは重心深度の問題で
重心の深さとは 
 フェース面からの重量の中心点までの距離(深さ)の事で
例えば、ドライバーの平均値は  37mm
    アイアンでは       4mm
    ユーティリティクラブは 15mm
    フェアウェイウッドは  28mm位です。

実はこの重心位置の問題は
クラブの使い方とシャフトの柔らかさ
と密接な関係で
スイングプレーンを妄信する最近のスイング論では
全然 意味の違うものになってしまい
同性同士のカップルなのに 子作りの悩み のような
モノに感じる違和感がありますけどね…。

本当は スイングでは
速度を上げた時に シャフトの柔らかさ性 によって
クラブ全体の重量は一直線上に並ぶ働きがあって
グリップの延長線上にヘッドの重量の中心点が来ます。

故に 重心深度の深いものはヘッドが前に出やすく、
ヘッドの入射角度が緩くなり
ロフト姿勢がロフトの増える方に付き
スピンは少なめだが 打ち出しは高くなり易くなります。
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まあ そのクラブ機能の基本を前提とすると
ボールを中に置きたがり、煽り打ちをする人にとっては
奥行きのあるフェアウェイウッドは
ダフリやダフリトップになりやすく
上手く当たっても ボールが右にあるので
ボールがスライス…もしくは右に出やすくなってしまう。

よって 販売単価も安め で
重心深度の浅めの ユーティリティが選ばれやすい。

クラブを作る側 からすると
フェアウェイやバンカーから打つ場合は
フェアウェイウッドの方が高さが出やすく
距離が一定しやすいのでお薦め。

ユーティリティはFWよりもヘッド重量があり(短い)
ラフなど ボール以外をさばかなくては
いけない場合などにお薦め。


ユーティリティクラブには欠点もあり
重心が他のクラブよりも極端に低いため
(横からの形状を比べて貰えばわかります)
フェースの当たり所に関係なく、距離がばらつき易い
傾向があり、ロフト差による飛距離差が付きにくい。
20度以下のものになれば ランで飛距離を確保するタイプ
になるので、高さに自信のない人にはお薦めしません。



スイングプレーンと言う言葉が
ゴルフ用語に定着した時期と
ゴルフクラブが「大量消費材」的な方向に
進んでしまった時期が被っている
というのが不幸の始まりのような気がします。