と…ここまでは
重心距離の長め(大振りなヘッド)になり易い
キャビティのアイアンの方が
ドライバーとの噛み合わせはいいですよ…
との話しなんですが、
マッスルバックアイアンが選ばれる
最大の理由は 実は
◌シャフトの硬さ でもなく
◌慣性モーメントの小ささ でもなく
◌ヘッドの軽さ でもなく
キャビティバックのアイアンと
マッスルバックのアイアンは
フェアウェイウッドとユーティリティの関係に似ています。
フェアウェイウッドは重心も深いうえに
ソールに奥行き(ソールに奥行きがあるから重心が深い)があります。
一方、ユーティリティは アイアンに比べれば
ヘッドに厚み(奥行き)はありますが、
フェアウェイウッドに比べ、重心も浅く
ソールの奥行きはありません。
実例:で言いますと(似たようなロフトで) ミステリーの
フェアウェイウッド HT-411 #5 ロフト 18度 は
重心深度◌30mm ヘッドの奥行き◌80mm(8㌢)
ユーティリティ HT-811 #3 ロフト19度 は
重心深度◌13mm ヘッドの奥行き◌60mm(6㌢) な上に
ウッドは バンスソールとは呼べませんが、フラットなソールですが
ユーティリティは スクープソールはキツク
ソール後方が上がっている、バンスの張っていないソールです。
つまり ソールの奥行きがあったり
キャビティヘッドに有りがちな、バンスのやや張ったソールであると
ロフトを寝かし難く、
ボールの下にヘッドが入れにくい のです。
。
ですので よほどパワーがある、スピードがある人でないと
同じ人は、同じ理由によってフェアウェイウッドを好まず、
ユーティリティを選ぶ傾向 が強くなります。
フェースローテーションそのもの ではなく、
それをする為には ロフトを、フェースを開いて
ボールの下にヘッドを差し込む、ロフトを寝かす、
その為に クラブの機能が無い、少ない方が良い…
というのは ちょっとねぇ・・・・って気がします。