【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

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フェアウェイウッドの苦手意識はどこから❓

大変よくある シャフトのお話し です。 
 全部、全機種、ではありませんが、概ね、当たりです。



sample 2009_09_15_19_49_13-17フレームショット


シャフトメーカーにはシャフトメーカーの都合があり
 通常……シャフトの初期一般販売価格をやや高めに設定します。

平均的なゴルファーの感覚であれば
 そのシャフトで ドライバーに造る や リシャフトする、
 希望👉飛距離が伸びる 希望👉安定する
 が叶うかも…ですので、
 高価格でも…予算が許せば、清水の舞台から飛び降りますが
 同じ価格で…フェアウェイウッド----- となると
 二の足を踏む、可能性は高くなります。

 ドライバーに比べ、使用頻度も、重要性も
 どうしても低くなりますから…。

そうなると シャフトメーカーは
 同じシャフトの仕様を FW用に
 少し重さを増して、価格を落として販売します。

 『ココが落とし穴』に…
 
 

 ドライバーに 50gのシャフトを入れたら
 それよりも 短くなる フェアウェイウッド は
 60gとか、70gとか 重くした方が良い❓ような
 気がして、 効果ありそう❓
   ドライバーのシャフトよりも価格低いし…
 って思いガチですが…。

 本来、同じシャフトの仕様 を
 短く…したら… その短くなった長さ分、
 ドライバーよりシャフトの重量は軽くなる筈、なのですが
 それを重くしている、
 でも 発想は同じ仕様……というコトは
 そこに 重さを加えるための繊維 を付加しています。

 同じⓇの硬さ、Ⓢの硬さ表記 であっても
 フェアウェイウッドのシャフトの方が硬くなっています。
 柔らかくなることは まずありません。
 元の性能に 重量負荷の繊維が加わっているのですから。
IMG_0102

 仮に、ドライバーを45インチ
 3番ウッドを43インチ
 5番ウッドを42インチ としましょう。
    (注…シャフトの機種によって 前後しますが)
👉ドライバーの硬さ、振動数が 200cpm であったのなら
 3番は 203cpm前後、5番は205cpm前後
👉ドライバーの硬さ、振動数が 250cpm であったのなら
 3番は 255cpm前後、5番は258cpm前後
 スイングウエイトが同じ、か 短くなる程
 ちょっと重くなる程度で この流れが『適切な硬さの推移』です。
 この流れ であれば どれも 似たようなタイミングで使う、
 振るコト、打つコトが可能です。

 好き嫌い を別にして、間違えるのなら
 柔らかくなる方に間違えた方が良いでしょう。

 この流れ に準じていれば フェアウェイウッドを苦手、
 もしくは 嫌いになることは大変少ないと思います。

sample 2009_09_19_22_56_02-91フレームショット

 しかし、実際のお客様のクラブ を診断させて頂くと
①ドライバー 250cpm
 3番ウッド 265cpm
 5番ウッド 275cpm

  なんていうのは 本当にザラにあります。
 数字が大きくなる方に順次推移しているだけ マシ です。
②ドライバー 250cpm
 3番ウッド 265cpm
 5番ウッド 260cpm

  なんて言うのも 頻繁に見かけます。

①のケース
 3番ウッドを ティーアップして使うのなら まだ良いですが、
 地面から打つのは かなり確率で失敗、派手に失敗し易く、
 5番ウッドは ゴルフバックの重し/飾り になるだけ です。
②のケース
 3番ウッドを使用する頻度は極端に少なく、
 5番ウッドの方が3番よりも飛ぶ可能性も高いでしょう。
 元々、長さが長く、ロフトのキツイ3番はやさしくない…
 しかし 5番が使えるので
 フェアウェイウッドを嫌い、になることは 少ないです。


フェアウェイウッドを苦手にする人は大変多く、
現在では ユーティリティでそれを補えることもありますが、
ほぼ例外なく、現在のクラブのセッティングか
過去のクラブセッティングで
ドライバーよりも『硬い』フェアウェイウッドでの失敗体験
 が フェアウェイウッドの印象を決めてしまっています。


まあ 他にも 全般的に柔らかくなったドライバー に比べ
 購入サイクルの長い 少し古いモデルのフェアウェイウッドには
 その当時、基準の硬さが入っていたり
 若かりし頃「には使えた」硬さであったり、と
 その不遇を シャフトの硬さで表現している、とも言えます。 

フェアウェイウッドは ある程度の距離を打つ時、
高さが取り易く、ある年齢になると 大変、重宝する武器です。
ですので この ドライバーとフェアウェイウッドの噛み合わせ
に注意して、フェアウェイウッドの苦手意識を自分に植え付けない
というのは のちのち とても重要になってくるのです。