多くのゴルファーにとって
『硬いシャフト~柔らかいシャフト』
その差はかなり狭いと思います。
(硬さの基準で振動数というのを引用します。
振動数とは 一分間に何回ストロークするか を計測。
数値のあとの cpm は cycle per minutes
サイクル パー ミニッツ です。
硬いものほど速く多く
柔らかいモノほど遅く少なく ストロークします。
➟数値の大きいものほど硬く
➟数値の小さいものほど柔らかい)
ドライバーで言うと
『ゼクシオ』クラスで
Rシャフト➟ 230cpm
SRで ➟ 240
S ➟ 250
『自称アスリート』のタイトリストクラスで
Rシャフト➟ 250cpm
S ➟ 260
と言った感じです。
機種によっても、その機種の対象に成るユーザーによっても
その基準値は結構ぶれているのですが
弊社の硬さ基準からすると どれも異様に硬い
十羽一絡げに 運動しない鉄棒 と言える代物です。
弊社基準ですと(硬さを番号分けしますが)
#8 ➟ 180cpm
#10 ➟ 160
#12 ➟ 140
#14 ➟ 120
弊社の #14という硬さに対しては
ゼクシオクラスのRシャフトでも 約倍の振動数 あります。
倍…っていうのは体験しないと分からないと思いますが
多くのゴルファーは
シャフトが柔らかいと その柔らかさの
しなり と しなりもどり を使って
ボールを弾いて打つ と思っていますが、
それは「明らかな」間違い です。
そう信じて使うと
柔らかいシャフトの良さ、
いえ シャフトの役割を何一つ味わえず
10回に一回は今までより飛ぶけど
平均するとどこに飛ぶかわからない
特にスライスは多発し、
前に飛ぶよりも上や右に飛ぶのが頻発する
短命なドライバーになります。
それは何故か? というと
多くのゴルファー…まあ全員でしょうね、 は
シャフトの使い方を知りません。
シャフトの役割を知りません。
ゴルフ専門に数十年もやってきたゴルフライターさんですら
シャフトは しならせて・しなり戻して 使うものと
信じてやまない程、無知です。
多くのゴルファーは
自分にとって 全く運動しない
まったくしならない 硬さのシャフトしか 体験したことが
ありません。
自称 ヘッドスピード42ms のゴルファーにとって
45インチ で 振動数240cpm のドライバー
ゴルフクラブを『正しく』使えば
動かすこと、しならせることが出来ません。
故にしならないものを しならせて使ってしまうのです。
それでは シャフトの役割は全く反対です。
意図的に グリップエンドを基準にヘッドを動かす
グリップエンドを基準にヘッドを振る
ということを信じ込むことになります。
そして それはゴルフクラブの使い方
ゴルフスイングの作り方を
始めの一歩 として
ものすごく大きく誤らせます。
ヘッドの形、形状には理由があります。
そして 本当の意味でのシャフトの役割は
そのヘッドの形状、そしてそれの作り出す重さによって
よりグリップを動かし
打つ人の動きを補助、ガイドする役割。
つまり シャフトは ヘッド➟グリップ の方向に
機能させるもの、グリップを動かす為のものです!
大袈裟に言えば ヘッドを止めて
それを基準にグリップを動かす ものなのです。
ゴルフクラブには 左右の方向や上下の方向を
司る『角度』というものが
番手ごと、機種ごとに存在し
その角度はゴルフクラブの機能 の中で
最も重要なものと言えます。
シャフトをしならせて しなり戻して
グリップを支点にヘッドを振りまわす振り方では
その「しならせてしなり戻して…」という課題を
クリアすると 次に角度の問題に直面します。
ボールの出る方向、ボールにかかる回転、
ボールの打ち出される方向 それらが
ヘッド振るその振り方では毎回まちまちになり、
グリップを止めることの反動で それを行うので
確固たる修正方法が存在しないので
その修正はゴルフを辞めるまで続けることになります。
タイミングが命…なんて
これ誰に習ったら解決出来るんですか?