①市販のクラブ(5番アイアン)
ヘッド重量240g シャフトの硬さ280cpm
②ヘッドのみ悶絶
ヘッド重量320g シャフトの硬さ260cpm
③シャフトのみ悶絶
ヘッド重量240g シャフトの硬さ180cpm
①ヘッド重量240g シャフトの硬さ280cpm
のクラブでゴルフを始める、スイングを覚える
と ボールを拾う能力、ボールを飛ばす能力の低さから
如何にヘッドを速く振るスイング
シャフトを振るスイングを覚えざるを得ません。
その方が スイングを変えずに すぐに打てるのは
②ヘッド重量320g シャフトの硬さ260cpm
③ヘッド重量240g シャフトの硬さ180cpm
どちらかと言うと ③です。
振動数 180cpmは少し激しいかも知れませんが
振動数 220cpmであれば 大丈夫でしょう。
シャフトが柔らかいコトによって ボールを拾う能力があがり
かつ 速く動かすコトへ負担になりません。
例えば オーバースイングに悩む方や
リズムが速い人にはとても良い 改良要素になると思います。
シャフトの硬さが 180cpm以下まで落ちてくると
ヘッド、シャフトを振るスイングにとっては
シャフトのしなり~しなり戻り の量が多すぎて
タイミングが取れず、ど開きでのインパクト、ダフリになります。
まあ 数を打てば慣れてくると思います。
シャフトの働き シャフトはヘッドを振るモノ ヘッドを動かすモノ
から シャフトはグリップを動かすモノ に改心
したいと思うのならば この位の硬さにトライしても面白い でしょう。
◎振動数220cpmであっても、180cpmであっても
ウエッヂだけ スチール(振動数280cpm)のモノにする
なんて言うのは 愚の骨頂です。
シャフトの強度の関係からスチールシャフトでは
シャフトを柔らかくすることは不可能です。
故に柔らかいシャフトはグラファイトでないと実現出来ません。
なんとなく漠然としたイメージでは
シャフトの質量が重い スチールの方が 距離を望まないウエッヂには
よさそうに思うかも知れませんが、
シャフトの命は「硬さ」です。
過去に実験をしたことがありますが、
アイアンを全番手 バラバラの硬さ にするのと
アイアンを全番手 バラバラの重さ(シャフト) にするのでは
圧倒的に シャフトの硬さがバラつく方がミスが多発します。
硬さが統一されている方が ミスが少なく
ミスが出たとしても そのミスは一定のパターンで収まります。
スイングを確認したい
スイングを治してみたい 人は
ウエッヂだけ 振動数220cpm とか 180cpm にしてみると
面白いかも知れません。
使い始めの頃は 今までできなかったような
『ロブショット』が打てるでしょう。
サンドウエッヂのヘッドをロフトもそのままで
ドンと柔らかいシャフトにするだけで
びっくりするような「ロブショット」が打てると思いますよ。
…練習場で真上の蛍光灯割らないようにね
柔らかいシャフトで 普通にランニングとか
中~低弾道のアプローチが打てるようになると
スピンのかかり方が 断然、変わると思います。
インパクトの姿勢 ではなく
インパクト以前の ヘッドの入ってくる上下の軌道
が 弾道やスピンを創り出す というコトが見えてくると思います。
ゴルフクラブは アイアンだけでなく
ドライバー、ウッド、ユーティリティ で構成されます。
①ヘッド重量240g シャフトの硬さ280cpm
のクラブでスイングを覚えた人は
基本、アイアンをダふって打つコトが殆どです。
シャフトを柔らかくすると それを改善していけるようになりますが
それに応じて ウッドのシャフトも柔らかくすると
空中のボールを打つドライバーは
ダふって補正をかけられませんから
アイアンに比べ うんと苦労することになります。
アイアンにはほとんどの場合 小ぶりなヘッドが付いています。
ところが ウッドは重心距離も長く 重心深度が深い
という 全く別な代物です。
ヘッドを振って、シャフトを振って クラブを使う人にとっては
アイアンとは異なり、元々得意としている人は多くないでしょう。
シャフトが柔らかくなると その重心距離の長さ、重心深度の深さ、が
より シャフトのしなりを増やし、シャフトのしなり戻しの抵抗になります。
てんぷら・・・に近いほどの どどどプッシュスライスの佃煮 に
なるんじゃないでしょうかね