店長「コレは 前にも記事で書きましたが…
よくあるゴルフ業界の妙な流れのヒトツでして…
🙄ドライバーよりも フェアウェイウッドの方が
重いシャフトが良い、
もしくは 長さが短いのに同じ重さ
🙄アイアンよりも ウエッジの方が 重いシャフトが良い、
そう言う風潮が高く、メーカーも
フェアウェイウッドには FW専用の重さを合わせた
シャフトを採用していることが多いですが…、
コレは良いトコロが殆どありません。
例えば ドライバーが50gのシャフトだったら
それより 短いフェアウェイウッドは 60gのシャフトの方が
いいんじゃないか⁈ と思いガチ ですが、
その発想は卓上では良さそうに感じますが、
実際の商品化した場合、悪いトコロばかりになります。
カーボンで有ったとしても スチールであったとしても
重さを増やすには 内容物を増やす方法が当然、採用されます。
基本は同じコンセプトのシャフトの増量版ですので
元の50gのシャフトに対して
10g分、割合で言うと『20%前後』
内容物が増える、繊維が増える、シートが増える…
元の重量にもよりますけれど
10~20%も内容物が増えるって
元のシャフトとは別物になります✊
当然、強度が増す、つまり 硬くなり易い訳ですが、
ドライバーに比べ 数の売れないフェアウェイウッドの為に
ソコを 更なる工夫をして同じ硬さ(軟化)に、
柔らかくすることは まず 行われません。
また 性質・特性に大きく影響を与えず
10%、20% 内容物を増やすとなると
手元を中心にシャフトの肉厚を厚くする可能性が
非常に高くなります。
すると シャフトソノモノのバランスが手元寄り、
になり易く、ヘッドが効きが薄くなります。
シャフトの強度~硬さと共に
より ヘッドが感じ難くなる方向です。
これは ウエッヂでも同じ です。
重量が増えた分、きっちり 硬くなり、
ヘッドの重量感は薄れるので
結果として、振り難さゆえに重く感じるコトを
除けば、重く感じるというよりも
クラブ自体が軽く感じてしまう可能性も秘めています。
ドライバーよりも強く振り難い、
使用環境上 プレッシャーの大きい
フェアウェイウッドの方が
硬くて 良いことは 1㎜もありません。
試しに ですね。
同じヘッド、同じ仕様で
ドライバーと同じ振動数のフェアウェイウッド、
本来であれば、短いフェアウェイウッドの方が
その短さ分 数値の高い
例えば 45in~220cpm であれば 42in~225cpm
のようなモノが 『同じ流れ』 の硬さなのですが、
ソコをあえて 同じ振動数 42in~220cpm にして使ってみると
断然 ソチラの方が楽に使えます。
そう言う意味では
ドライバーとフェアウェイウッドを同時に買う場合、
フェアウェイウッドの方を 1フレックス 下 のモノを
購入した方が
雰囲気だけで 短いクラブは『重いシャフト』仕様よりも
遥かに 使い勝手は良い と思います。」
質問「なるほど😌」
店長「コレはウエッジにも言えますね。
確かに 卓上、気持ちの上では
遠くに飛ばす必要のない ウエッジのシャフトを
アイアンのソレよりも重くした方が
なんだか 安定するような… 良いような…
そんな気持ち、『雰囲気』にはなりますけれど
フルショットで使う頻度の少ない
スコアに直結するアプローチショットが
フルショットで使う頻度の高い通常のアイアンよりも
硬くなっていて 良いことは ほとんど無いです。
イエ 『何一つない✊』と言えます。
10g…20g… シャフトが重くなったとしても
それは 棒状のシャフトに分散していますし、
シャフトが硬くなったコト によって
ヘッドの重さが感じ難く😵 なっていますから
逆に 体感的には軽くなっている可能性 すらあります。
硬く ヘッドの感じ難い クラブで
小さなショット、短い距離を打つ となると
リズムもゆったり出来にくいでしょうし、
手でピュッと動かしたくなる可能性もあります。
卓上の『雰囲気』を優先する余り、
実践の、現場でのミスを誘発してしまう、
なんて 面白くありませんから
フェアウェイウッドと同様、ウエッジも
アイアンの流れの同等、もしくは
それよりも 柔らかいシャフトセッティングにするコトを
強く推奨いたします。」