遠心力は その言葉の通り チカラ。。。つまり重さです。
その重さをどう利用するか、味方に出来るのか
敵にしてしまうのか によって 大きく変わってきます。
遠心力は 腕の重さも含まれますが、主に
(クラブヘッドの重さ) × (長さ/遠さ) × (移動速度) です。
これが主に腕を介し、肩部分にかかり、体の姿勢、
次のからだの姿勢にかかります。
そのクラブの長さも 肩からヘッドまでの距離と考えると良いでしょう。
飛ばそうとすれば 当然重さは増えますが、
(チカラには方向、ベクトルが付いて回ります)
問題なのは その重さ=遠心力が どの方向にかかるのか
というコトです。
遠くに飛ばすために ロフトを司る
インパクト時のからだの姿勢、左右の高さ は重要ですが、
それを高速運動の中で、意識的に調整するのはとても困難です。
ですので その遠心力を使って
必然的に 望ましい姿勢になるように仕向けてあげる、
遠心力に逆らって スイングする、
遠心力を消すために抵抗する よりも
遠心力に任せて 回転する速度を増す とは言えなくても
回転する速度の邪魔になるような 方向に掛けないように考えます。
インパクト時、インパクトに向けて
左太ももの前辺りに グリップが行くことで
◌姿勢を保つために 曲がっていた右腕が伸びる
◌左右の腕の長さが合っている ような状態が望ましいでしょう。
遠心力は かかり始めると 支点、この場合は肩ですが
そこから外に離れる力(チカラ/重さ)として掛かるのですから
遠心力が掛かることによって 腕が伸ばされ
更に 前傾姿勢が保たれるような かかり方、かかる方向
というのが自然な形で一番望ましいと言えます。
腕を伸ばすにしても 前ナラエのように 横に伸ばせば
その重さは長さ分、増します。
筋トレで するにしても 前ナラエ でするのと
腕をだらんとしたところで するのとでは使うチカラの量が違います。
スイングには前傾姿勢があるので
肩からだらんとしたところに手があれば
腕は伸びていますが、腕の長さの重さは増えません。
ところが フトコロから外れ スイングで言うと ボールの方に伸びれば
長さが表れてきて、重さが増すので、
その重さ分、体は反対の方向に 力を相殺する為 反射します。
前傾姿勢が消えやすくなるので、それはより増して行きます。
遠心力の基はからだの回転。
どの方向に遠心力をかけるのか
遠心力が掛かった時、グリップをどこへ行かせたいのか
スイングの大きな動作、体の向きをフットワークによって変えるコトは
スイングの最も大きな動作ですが、
それを行うと モノを持たされた腕は意識的な動作がし難くなります。
逆を言えば、腕の意識的な動作をするには 体の大きな動きは
止めざるを得ません。
体を回したとき、遠心力をどの方向にかけるのか
遠心力がかかり、グリップが肩から離れようとするのをどの方向にするのか
腕を伸ばす というこういは 腕を伸ばさない という拒まない というだけで
回転によるからだの動きに任せて良いかもしれません