ハナちゃん(仮称)の今の悩みは
この間 キャディさんに言われた
「無駄に高い球」になってしまうコトです。
距離は・・・飛ぶに越したことはありません。
不満足と言うほどでは無いのですが、
結構な頻度で出てしまう「無駄に高い球」で
距離を損しているような気がしてなりません。
そこで 噂に聞いている
横須賀の黒い沼を訪れてみました。
そこには 悩みを解決してくれるという
黒い太ったガマガエルが住んでいると聞きます。
*美しい女神とは口が裂けても言えそうにありません……
黒い沼の前で ハナちゃんはつぶやきました。
「無駄に高い球を嫌ですが、
今年 腰を痛めたので 腰が痛くならないように打ちたいです」、と。
すると 沼から 異様な風貌のガマガエルが表れ
幾つかの課題を授けました。
①ヘッドと言う重たいモノを放置して打ちなさい。
その本当の意味合いを考えてみなさい。
自分では ヘッドを振っているつもりではないが
その実、ヘッドばかりを振ろうとしてはいないか
自分でヘッドに「弧を描かせて」いないのか
ヘッドの重さは 運動とともに増えます。
その重さは 切り返しの早い段階で
グリップを移動させるのには使えますが、
へっどのそのものは グリップを動かすコト でしか動きませんし、
その移動量は
グリップの移動 マイナス ヘッドの実質的な重さ(運動で加わる量の積算) です。
②遅い、速い、飛ばす、飛ばさない、
フルショット、アプローチ、パターに限らず
ボールに当てる 届かせる のは からだの回転 です。
①の話とも共通しますが、ボールを体の「横」回転で
向きを変える動きで 当てる、届かせない。
それを念頭に 腕と体を動かす順序を考えなさい。
とかく 上手くいかないと ヘッドでボールを探りたく
ヘッドを動かして何とかしたくなりますが、
そこは ぐっと我慢して 体の向きでボールに当てなさい。
ヘッドでボールを探ってはダメです。
③ボールを打つ と言う行為は
ロフト という角度を使って
ボールの逃げどころを塞ぐコト です。
もしも ロフトが 0度・絶壁・垂直 であれば
ボールを地面に埋めるつもりで 打つのです。
この意味が通じるか どうかは これから次第 ですが、
『ボールは弾いて打つ』モノではありません。
自分の体全体の 大きな動作速度 が
ロフト角度によって 距離に変換されるモノ であって
インパクト付近の急な加速・・・というか
伝わりにくいかも知れませんが、インパクトの強さ で
造るものではありません。
どちらかというと フェースを地面に押し付ける
その間にボールがある感じです。
④モノを持つ というコトは
そのものの重さ分 腕に引っ張る(上げて)いないといけません。
ダウンスイング以降、腕も体もその運動分だけ重くなるので
その基になる、腕の生えているからだと同期して移動させるには
自発的に、積極的に、そして 先に 腕(上腕)
特に左上腕で 動かしていないと 結果的には同時になりません。
これは タイミングや体の姿勢との絡みで
そのかみ合っている歯車のコマを 少しづつ 少しづつ
ずらす必要がありますので、少々時間がかかります。