今は便利になったもので
椅子に座っていても 毎日毎日
沢山のスイング動画を見ることが出来ます。
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そのほとんどのスイングが
出来れば避けたい、嫌いな「アウトサイドイン」「カット打ち」
になるべくの ショットであり、スイングです。
上手くない、下手だ と言う意味ではありません。
「アウトサイドイン」になる為のスイングを意図的に作っています
「アウトサイドイン」をワザとしているのです。


 
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✋大前提 として 言っておきたいのですが
アウトサイドイン が悪い 訳ではありません。
当たり前ですが ボールは無機質 です。
これから打つ人が どのクラブを持って、
どの方向を向いて どうやって打つか
全く関知しませんし、忖度も、祈りも通じません。
ましてや ゴルフクラブで打たれるかどうかもわかりません。

単なる物理的な衝突、加重・加圧によって のみ
飛んだり、上がったり、曲がったり するのです。

ですので 良く言う アウトサイドインは
打つ人の構え、スタンスの向き に対して
どう振ったか の形容詞ですが、
ボールにとっては 打つ人のスタンスやアドレスの向きなど
うかがい知れぬ、まったく関係ないモノ で
打つ人の勝手な「アウトサイドイン」 は
ボールにとっては その方向に打たれた、振られた に過ぎません。


確かに傍から見れば かまえた向きよりも ややひっかけ気味に振った、
打った ように見えますが、ボールにはそれが真っ直ぐ(目標方向)なのです。

  ✋ わかります?
    実はこのポイント、とっても重要だと思います。
    その本質が分からないと
    治せるものも治せなくなってしまいます。


ですので 自分の構えに対する アウトサイドイン という
ボールから見た物理現象を無視した エゴイズムの強い考え方 では
問題は解決しません。
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自分の都合、自分の構えに対して やや外から
スタンスの向きに対して やや左に振られた
俗称「アウトサイドイン」の問題は
その軌道にあるのではなく
構えに対し アウトサイドイン に振ると
1.インパクト時、体が開いた状態
 👉左サイドはボールから遠く、右サイドがボールに近い
 つまり ロフトを開いた状態で当たり易くなる
2.インパクト時 からだが開いた状態
 👉左サイドが高く、右サイドが低い
 つまり 左足上がりの状態と似た状態

この二つが同時に起こるので 飛距離不足の問題や
ダフリやトップのミスが増える問題が生まれるのです。

ですので 飛距離不足に悩んでおらず、ミスも多くないのなら
別に気にせず、ややひっかけ を持ち球にして置けば良いのです。


その物理現象を無視し
「アウトサイドイン」という ボールを考えず
自分のエゴ だけで 軌道を「インサイドアウト」に治そうとすると
ゴルフ人生を通して 悩み続けることになります。

 
Desktop 2019.08.05 - 07.31.06.02_Trim_Slomo_Moment(2)

普通にしていれば ややスライス気味の球になるか
ひっかけが このスイングにとっての正解の球・弾道
このスイングにとってのナイスショットです。



インサイドアウト とは
からだの向き通りに動かす
手さばきではクラブを動かさず ショットする、

そして クラブはテークバック側では 短くなっており
フォロー側では長くなるサマ から そう見えるだけであって
クラブを手さばき(シャフトの角角度運動)で動かしている限り
絶対に、未来永劫 正しい意味でのインサイドアウト にはならないのです


だから 言葉にされる
「アウトサイドイン」はダメだよ
インサイドアウト」にしましょう

というのは その軌道を治せ と言う意味ではなく
クラブの移動を 手でなく からだで行いましょう
というのが真意なのです。



 ですので ここの部分を履き違えてしまうと
 覚える必要の無い無駄な動作で補正を繰り返すことになるのです。
 その補正動作は 本来 ゴルフスイングには全く必要の無い
 無駄な動作!であり、体を痛める動作! です。