確かに 先に重さが編重している
という部分は否めませんが、
ゴルフクラブという道具の
他の用具、スポーツ用品との最大の違いは

『角度』というものがあることです。

 
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他のスポーツの用具は概ね
その道具そのものが角度であり、
その道具に対し 使用面、使用部分、打撃面などは
角度があったとしても 垂直な関係にあります。

そして その角度には
左右の角度と上下の角度 というのが混在
混じり合った関係にあります。

ボールの打つ方向というのは
時計の針で言うと
目標を12時に取っているという基準で
いいところ 11時半~12時半の幅15度位の範囲で
それは 上下の角度であればもっと狭いものになるのです。


余談にはなりますが、角度 という面において
左右の方向ばかりを気にするゴルファーが少なくありませんが、
打つ距離がある程度確定しない方向は無意味なもので
打つ距離と打つ方向のそれぞれの角度は
ゴルフにとって どちらが大事とは言えない
双方 重要なものです。



そのとても大切な『角度』というものが
存在する ゴルフクラブにおいて
体の回転そのものでクラブを動かす
スイングプレーン、スイング軌道を体の回転そのもので作る
というのは最も大切で、
体の回転そのものでクラブを動かしていれば
多少のずれがあっても 体の向いている向きに対し
概ね平行な左右角度にボールは飛び出し
製品ロフトに概ね準じた上下方向にボールは飛び出します。

ところが このスイングプレーンというのを
自分の腕さばきで作ってしまうと
4289f9fa-sスイングプレーン、スイング軌道 をどうするか
 という問題とともに
左右に飛び出る角度、上下に飛び出る角度を
常時 修正修正しておかなくてはなりません。
自分の体の向きと関係なく 左右に対し
ボールの飛び出る方向が発生する ということになります。
そして その同じく、左右の角度と
上下の角度を望みと一致させるのは神技のレベルです。

584506d7よって このように
自分の体の向きと
平行ではなく、垂直に飛び出る
というの 体の回転でクラブを動かしているのなら
絶対に出ない球筋、方向なのです。
うちのお店には
打席の前に スクリーンと鏡がありますが、
自分の体に垂直にボールが飛び出す ということは
アドレスで その方向(鏡に向かって)に飛ぶ 
ということになりますから
アドレスで方向を造る という事が無意味になります。
22dfc18d-s

想像してみて下さい。
ゴルフクラブが 立体とは言え
フェースのこのような向きにボールは飛び出る 
のは分かると思いますが、
このクラブの このロフト角度は 左右の腕の長さが
概ね揃った時(概ね体がボールに正対した)に発揮されるわけで4289f9fa-s
この体の向きであれば
元のロフト通りに当たったのではこの方向に飛び出ません。
ロフトも自由自在、飛ばす方向も自由自在
というのであれば クラブの性能など無視
と言っても良いのではないでしょうか?



ゴルフクラブにとっての ロフト角度 は
とても大きな機能、クラブ購入に選択の大きな基準の一つです。
その ロフト角度 ですら 自分のスイングによって
自由自在になってしまうスイングにとって
各クラブごとの そのロフト効果 など
無意味なものになる訳ですから
 何を選んでも一緒 という事になる訳です。

 ☆ゴルフクラブの 重心などの効果は
  ロフト効果の違い を造るものが大半です。




それと最近のスイングの傾向
 とゴルファーから聞く『体の故障の箇所』
において 気になることがあります。

ショットは かつて
 「体の正面でとらえなさい」と言われました

体の正面でとらえなさい
 という意味は、体の幅の中で! という意味ですが
それと同時 正面でとらえるには

顔が正面を向いている
体~胴体に対して 正面を向いている

 というのが基本です。
スナップショット 1 (2015-09-05 1-32)

623c1d572817337eb8c8724aee59aba5ところが 最近では
多くのゴルファーは インパクト時
右を向いています。
右を向いている というのは
自分の胴体・上半身に対し
正面ではなく 右肩の方、右を向いている
ということです。

そして 同時にこの手のスイングが横行するようになってから
かつては聞いたことのなかった
「首」を痛めるゴルファーの話を
頻繁に耳にするようになりました。
ゴルフで首を痛める… あまり喜ばしくないですねー