シャフトの場合、video_Moment(4)
自分の体力よりもオーバースペックなもの
 を使うには こすり打ち、意図的な振り遅れを作らざるを得ません。

そういう意味で 軽量スチールから始まっている
 クラブ地獄が アマチュアのゴルフを苦しめている と言えるでしょう。



 これには 罠があって それが コトをややこしく しています。
こすり打ちであっても 振り遅れであっても なくても
ヘッドスピードが速い方が飛ぶのは確かです。
振り遅れでない、ちゃんとクラブを使えるのと
振り遅れで こすり打ちになってしまうのでは
ヘッドスピードを 10%向上できた時(ありえませんが)の
飛距離の増え方がまるで違います。

例えて言うのなら
普通に打った時と
ウエッヂをロブショットした時 の様な関係です。

同じ15ヤード距離を伸ばすのでも
振り遅れでないスイングでは ヘッドスピードは3ms弱上げれば伸びますが
おそらく 振り遅れのこすり打ちでは 5ms上げてもいかない かもです。

振り遅れやこすり打ちでは
シャフトは勿論ですが、ゴルフクラブの力によって
ボールを伸ばすことはかなり難しいでしょう。

重くすれば振りにくくなりますし
飛ばすため 重心距離を長くしたり、重心深度を深くしたり、
慣性モーメントを高くすれば それも振り難さ になり
肝心のヘッドスピードの阻害要素になります。

ロフトを絞っても、スピン抑制効果の強いヘッドにしても
元々 スピンを必要以上の多くかけ、しゃくって、煽って打つので
数字通りの効果が出ませんから
結局の所 ヘッドスピードに行くしかありません。

そして こすり打ちは 数値として
ヘッドスピードは高くなり易いのです。
インパクトでボールと ガチ当たりしないから です。
こすって打つので ボールの加圧を受けにくいから です。
  ・・・いいんだか 悪いんだか わかりませんがね…

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私くらいの年齢で言うと
 身長165センチ 体重75キロ
ごくごく普通な体力であれば
 ヘッドスピードは 40msをラウンドを通してキープするのは
 簡単ではないでしょう。

こすり打ちすれば 数値としてヘッドスピードは 43msとかに
なる可能性はありますが、正しく振る 40ms よりも
飛距離が出ることは「絶対に」ありえません。
正しく振る 37ms程度の距離がいっぱいでしょう。


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弊社の悶絶クラブは除外したとしても
 この位の人であれば
 ドライバー45インチ基準で   ヘッド重量200g  シャフトの硬さは200cpm強 位
 それに合わせた5番₍38インチ₎アイアンでは
                    ヘッド重量260g  シャフトの硬さは230cpm 位でしょう。

これが そのくらいの体力の人のオーバースペックの境目 です。
これでも かなりきつい領域です。
自分の! というよりもは このスペックを使うためのスイング
クラブ主導のスイングになるのは間違いありません。

ところが そのくらいの体力の人が 
  ドライバー45インチ基準で   ヘッド重量190g  シャフトの硬さは240cpm
 それに合わせた5番₍38インチ₎アイアンでは
                    ヘッド重量240g  シャフトの硬さは290cpm
を使っているのです。

私の目から見ると 軽自動車エコタイプのエンジンスペックで
大型のワンボックスカーやベンツを動かしているような状態です。

腰が痛い、ひじが痛い、スイングは悩む というのは
当然のように やってきます。

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・・・・それしか 選択肢がない というのは非常に残念な状態、
   残酷な状態なのかも しれませんが…。