ドライバーであっても、アイアンであっても
ユーティリティであっても
シャフトの硬さを除いて

ゴルフクラブの機種ごとの特徴・違いは
そのヘッドの重量構造・重心位置構成
 にあります。
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✋スピンのかかり易いヘッド
✋上がり易いヘッド
✋かまり易いヘッド
✋ミスへの寛容性の高いヘッド
 などなど
それらはすべて 重量配分・重量構成によって生じます。

宣伝のうたい文句ではなく、物理的なものであって
魔法でも、手品でもありません。
✊勘違いしてはいけないのは
その重量配分や重量構成が勝手に何かをしてくれる
という 他力本願的なところではなく
その重心配分や重量構成が打ち手に何かを働きかけ
その結果として生み出されるものだ
 という事です。

ですので 打ち手が好き勝手に使って
そのクラブ、そのヘッドの特徴が助けてくれる
などという事は一切なく、
逆に それを活かす使い方をしないと
大体において その重量配分や構成は
望みと反対に作用するでしょう。


スイングにおいて
そのクラブ、特にヘッドの重量配分や構成を活かすのは
一度きりのチャンスと言えます。

それは ヘッドの方が高く、グリップの方が低い
トップオブザスイング辺り(時期) という事です。
MVI_0478_Moment(2)

そこ自体では 重量配分や構成は
単なる「重さ」ですが、
そこでスタンバイしておかないと、
以降に その効果は発揮されません。

それは 重力方向に対し、
概ね シャフトの真上に重心位置が来る
フェースが特に上も下も見ないような状況です。

👉実際には ヘッドには重心深度と言って
本当の重量の中心点はフェース面よりも奥側にあるため
ややシャットが出来るような状況ですが、
厳密にする必要はなく、重心位置の方が
シャフト(ネック)よりも高い位置にある
トゥの立った状況です。  
 糖が立つ........…( ;∀;)
IMG_0712

トップオブザスイングは
クラブやヘッドの重さで
グリップを動かす・移動させる準備の箇所です。

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グリップを動かしにくいヘッドの重量位置では
スイングがし辛く、力みの原因…必然の力みが
起こってしまいます。


スナップショット 1 (2015-02-06 3-41)ここでこのように場合だと
重心位置の方がシャフトよりも低くなり
これから下げたい筈のグリップに
上がる負荷がかかってしまいますし
ヘッドやクラブの重量負荷そのものも
増えてしまいます。
このトップでは、もしくはこの位置に来るような
テークバックでは力みは必然
ダウンスイングで右サイドが突っ込み
体が開くのも当然の帰結なのです。