スライスの出てる人は
ヘッドが開いているから 右を向いているから
と思っている場合が少なくありませんが、
実はそうではありません。

ヘッドの向きは スイングに対するモノであり、
ヘッドの進入角度(スイングの弧)に対するモノであり、
アドレス時の目標方向とフェース向きの関係ではありません。

例えば
 正規なゴルフスイングの弧
体の回転そのものでクラブを動かす限り
概ね このような方向からヘッドは入ってきます。

(ヘッドの事ばかり考えないでね)
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イメージしているよりも
かなりフェース面は右向きです

ところが 俗に言う アウトサイドイン という振り方では
ここまで 左向きのフェースが必要です。
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二つを比較してみると
IMG_0548IMG_0549













そして 残念なことに
フェースをターンさせるには
グリップの移動が多いとそれは実行不可能なため

グリップの移動を止め
 ヘッドを多く動かさなくてはなりません。


ヘッドは多く動かせば 重くなりますから
ボールを打つにはクラブ自体を引っ張らなければなりません。
ヘッドをターンさせれば させるほど
グリップ、軌道そのものがインに切り込むので
軌道とヘッドの向きの追いかけっこになります。



☆そして もう一つ 注目して頂きたいのは
このヘッドに対する シャフトの位置 です。
この写真で言う ネック・シャフトの向きです
IMG_0549IMG_0548














ゴルフショットにおいて
ボールを打とうする限り
フェースを左に向けるのには
グリップエンドはボールから離さないといけません。


離れる行く過程でしか フェースを左に向けられません。
体を開かないと フェースは左に向けられないのです。


フェースを左に向けることにばかり意識が行くと
体が開いていることを忘れがちです。


フェースを左に向けようとすればするほど
ほぼ 同量だけ体は左を向く=体は開くのです。


スライスの無限地獄です。


 
スナップショット 1 (2017-01-21 11-26)


フェース面は右向きで入って来て良いのです。
体の回転で『直に』クラブが動いていれば ですが…。

それを逸して そこでフェースを左に向けるには
クラブヘッドをグリップよりもボール側に出さなくては
なりません。
ボールからの 遠近 という意味で
体の回転で直にクラブを動かしていれば
グリップよりもヘッドの方が遠い状態で
フェース面は右を向いています。

体が回転するからこそ それに直に動かされているからこそ
インパクトに向け 体の回転で
ヘッドはボールに近い方に出てきます。
「出してくるのとは違います!」


クラブを体の回転から置き去りに
体の回転「だけ」してしまい、
その後 閉じるために 手さばきで
ヘッドの方をグリップよりもボールに出そうとする行為
多くの人にとっては フェースを閉じる行為ですが、
それによって 

ヘッドがグリップよりもボールに近い方に出す量は
 イコール 体の開く量
です。


スライスを防止するため
開いたフェースを閉じる
それをするためには
 ヘッドを手でボールに方に出さねばならず

その量はイコール 体の開く量になるのです。

 
スナップショット 1 (2015-10-15 19-52)



そして もう一つ 体が左を向く ということは
それと同様に その分体が上を向く ので
スライスして飛ばないからと フェースを左向ける行為は
イコール 上を向く行為なので
左に向けることが成功しても 飛距離アップは難しくなるのです。


そして その原因は
クラブを開いてしまう とか、
フェースの閉じ方が悪い とか
フェースターンの時期や方法論ではなく
そもそも フェースターンそのものがダメな行為 と
気付いていないことです。

フェースターンとは
体の回転で直にグリップ・クラブを移動させていれば
始めから必要ありません。
クラブが開く原因そのものもそうですが、
体の回転でクラブを直に動かさしていないことが問題で
それを無視し 小手先の技術で誤魔化しても
結局 無限地獄のループに中にいるのです。