【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

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ヘッド▼重心位置とスイングの関係 後編

少々オーバーではありますが、
小さなアプローチショットで、クラブを以下の
2種類の動かし方をして見ます。
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同じトップの位置から切り返して
ヘッドもグリップも似たような方向に、似たような量だけ
ボールに対し斜め上から移動させてみると
クラブの重さによって、その進行方向に似た慣性の
力が働きます。

一方、グリップは動かさず、ヘッドだけを振り子に振ると
斜めにスライドさせたものよりも、外に対し膨らもうとする
遠心力と言う外力が働きますから、
その作用に対し、グリップの位置が動かないようにするため
上に吊るような、上に上がるような力の調整が必要です。

ふたつは クラブの、クラブヘッドの重さの作り出す力
…不可抗力の量も方向も異なる為、全く違う反応を
打ち手である人間はして置かなければなりません。

スライドさせてくる方の動きにも
勿論、外へはらもうとする力は掛かりますが、
それ自体は振り子で振っているものよりも少なく
ヘッドやクラブの重さは、ボールを打って行きたい方向と
大まかですが、似たような方向になります。

スナップショット 2 (2013-04-13 23-00)


振り子でボールを捉えようとする限り
ヘッドの動いていく方向と、グリップの動いていく方向、
グリップの動かしていかなければならない方向は
立体的に真反対に成り易く、
ヘッドが下がっていく過程では
遠心力が掛かり、運動分だけ重くなる外力に対し
グリップエンドはあげる方向に調整しておかないと
同じ位置を保てませんし
進行方向に対しても、ヘッドが前に進む分だけ
グリップエンドを
後ろに下げる力を掛けておかなければなりません。

さて、もう一つですが

グリップエンド基準にヘッドがグリップを追い越す振り子打法 と
グリップとヘッドがほぼ同じ関係を保ったまま打つ正規の打法
とでは、想像通り シャフトの働きが違います。
真反対と言ってよいでしょう。

シャフトの捻じれ の話は割愛しますが
adc717b3-s振り子打法の場合、
しなって グリップに対し、
後ろに反った(遅れたヘッド)が
復元し、ボールを弾く…ヘッドを動かすことに使われます。


bd169146-s正規の打法の場合、
撓ったシャフトが、
戻ろうとする働きによって
同じような方向に動いている 
グリップ部を更に前に押すコト
シャフトの撓りの働きになります。
            ・・・・・・あれ? 話の難易度が高いでしょうか???

そうなると。。。。
クラブヘッドの重心深度の働きは
全く異なった、逆の作用になってしまう?!
でしょ!

振り子に振っている限り
重心の深さはヘッドを前に出そうとする働きが
強くなってしまうので
イメージよりも、軌道は早めに上昇軌道に成り易くなります。
ヘッドがグリップを追い越す ということは
グリップを進行方向に対し、後ろに下げる
のと同じになりますから、
グリップの支点(基準点)は
イメージしているよりも右にずれやすく
急激なヘッドの上昇軌道を作りやすくなります。

クラブへっどを上下に…振り子に振るイメージの強いゴルファーが
奥行きがあり、重心深度の深いフェアウェイウッドを
苦手としている理由がここにあります。

勿論、ヘッド重量が軽く、ヘッドのエネルギー不足を
運動のスピードと量でカバーしている分や、
シャフトの硬すぎによって、トゥダウンせずに下に振らなければ
ならないやシャフトを撓らせなければならない
という物理的条件&人間の反応の話はあります。
概ね、物質先にありきで、それをこなすために
スイングは憶えていくものです。