【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

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ゴルフクラブ◆ライ角度とシャフトの硬さ そしてその変遷…

ゴルフクラブのライ角度は その使われる方の構えや
シャフトの硬さによって決まっていくものです。

59度のライ角度の同じヘッドを何個か用意します。
硬さの大きく異なるシャフトの装着すると
フェース面上の打痕、ソールの擦り傷も
全く異なります。
総じて 硬いシャフトに装着されたヘッドの傷は
ソールにはヒール側によりますが
フェースの打痕はトゥ側が少なくありません。
まあ 開いて当たっているということになります。

重量も同じ、ロフト角度、ライ角度も
全く同じヘッドであるのに
シャフトの硬さが異なると
大きく結果が変わってくる訳です。

001

市販のアイアンセットなどで
ライ角度調整をする際にも よくある光景です。

セットのアイアンを番手順にずらりと並べると
いくつかの番手でほかのモノとは異なる
ソールの傷が見受けられます。

シャフトの硬さを計測してみると
その番手だけが流れと異なる というのがだいたいの答えです。

嫌味で言う訳ではないですけれど
製品の均一性を謳い文句にしているスチールシャフトも
意外に製品誤差は大きく、特に軽量スチールになって
その誤差範囲はどんどん広がっています。
しかも、市販品の場合は、
それを単純作業で組み立てるだけなので、
ヘッドの重さのばらつき、ネックの長さ、シャフトのばらつき
などが重なると かなり酷くなるケースも少ないないです。

特に自分にとって 硬いシャフトを使ってゴルフをする場合
しならせようとする動きが
ゴルフクラブのライ角度の意味を消失させてしまうので
まあ 言いたくはないですけれど
構えやすさ、構えにくさ 以外の意味では
ライ調整をしてもほとんど意味はないと思います。


メーカーもドライバーシャフトに関しては
硬いと飛ばない と言うのを知っていますから
ドライバーシャフトに柔らかめ(とはいっても硬いですけど…)
    Σ(´д`;)アイアンに比べて ってことですが…
ヘッドは大きく、重心距離もアイアンより長い。。。
アイアンに関しては 軽量スチールの少ない本数の
予算の低いモノしか商品として動きませんから
硬いシャフト、そしてドライバーよりも
重心距離のぐんと短い小ぶりなヘッド
という 二つの乖離がどんどん激しくなっています。

〇From USA?だっけ - frame at 0m30s

そして ちょっと困ったことに
ドライバーのアップライト化が強烈に進んで
市販ヘッドの中には 66度を超えるような
超アップライトなドライバーも多く出てきています。

ゴルフクラブで言うと
2000年前後のアイアンとウッドの関係が
一番良かったような気がします。
軽量スチールシャフトが登場して以来
アイアンは年々小振りになり
シャフトが硬く、アイアンの重心距離が短くなっているのに
アップライト化はどんどん進んでいます…。
今のスイング理論は インパクト時に
前傾姿勢を解くスイングなので
アドレスの重要性はどんどん薄れていくわけで
やはり ゴルフスイングの変化はクラブの変化 と
一緒に歩んでいる訳ですね。。。。