【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

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ゴルフクラブ解説の不思議

ゴルフクラブのカタログや雑誌などの
クラブ解説などを読んでいると不思議に思うことが
かなりある。


ゴルフクラブのヘッド、ドライバーやアイアンへっどなどを
解説した記事などで 重心距離。。と言うのが出てくる。
重心距離とは
ドライバーやアイアンヘッドのなどの
重量の中心点(重心点)からシャフトまでの距離を
指す数値で、通常mmミリ単位で表される。
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この重心距離は(まあ当たり前と言えば当たり前だけれど)
主にヘッドの大きさを表していると言えるほど
影響を受け、ヘッドの大きさが数値化しやすい
ドライバーヘッドで言うと
1995年 その年発売のヘッド体積の平均値は
 230cc (現在の半分なのね…)
このヘッドの平均重心距離は  35.2mm
2005年 その年発売のヘッド体積の平均値は
 413cc 平均重心距離は 37.9mm
といったところ。。。
近年では ヘッド体積にルール上の制限が
かかっているので、同じ体積でも重心距離は
ヘッドの形状、性格を色濃く表す数値に変わってきている。
その重心距離に関する記述を見ると
どれも これも
重心距離が長い(数値として大きい)ほど
 ☆ヘッドは回しにくく
 ☆左に行きにくい
 ☆右に行きやすい
 ☆フックしにくい
 ☆スライスしやすい
 ☆弾道は安定しやすい
 ☆距離が出やすい
重心が短い(数値として小さい)ほど
 ☆ヘッドは回しやすく
 ☆左に行きやすい
 ☆右に行きにくい
 ☆フックしやすい
 ☆スライスし難い
 ☆操作しやすい
とまあ こんなことが書いてある。
それぞれ しやすい しにくいとかは
長いものと短いものの比較論なのであろう。
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誤解しないで頂きたいが
ヘッドは回して使うものでは決してない
それはどんな場合でも
正しくクラブを扱う絶対条件である。
その上で、このヘッドの解説に 矛盾と答え が潜んでいる。

ゴルフのことがよくわからないと言うより
この手のカタログや解説な単に過去に書かれたものを
踏襲したに過ぎないとは思うけれど

重心距離長い 右に行きやすい
重心距離短い 左に行きにくい

とはいっても
ドライバーで言うところ
重心距離は 大体 37mm前後 だから
短いもので 33mm  長いもので40mm
その差はたった 7mm でしかない。
ヘッドを回転させて使うと言う論を正しいと仮定しても
重心距離 20mmと40mm でなら
その差はかなり大きいから分かるけれど
7mm程度でそうなるのだろうか・・・。

右左の法則は ヘッドを回転させることでなく
ゴルフクラブは「正しく使う」と
ヘッドの重心点とシャフトが 一直線状に並ぼうとする
仕組みから トゥダウンする量が重心位置によって
変わってくる。
重心がシャフトより離れているものほど
確かに その量は多くなるけれど、けれど
正直その差はほとんど誤差程度で
角度で言えば 一度にも満たない。。。

そして もう一つ
重心距離の長いものの方が距離が出やすい
という解説がある。
これは正しい。
これは単に 重心点がシャフトから離れているものほど
重量の効果が高くなるからである。
まあ クラブの有効長さも多少長くなる とも言えるし
それも 結局のところ 重さが増える効果 である。
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短いものほど操作しやすい。。。
う~~ん クラブを操作して使うのであれば
ゴルフバッグを持って
パターを除く、13本ものクラブを持って歩く
意味がよく分からなくなってしまう。
ウッドであっても、アイアンであっても
番手間、隣の番手とのロフト差は 3~4度
時計の長い針、一分一秒が6度だから
その差は非常に小さい。
が角度と言う数値では小さな差だけれど
ボールを打つとなると その差は10~15ヤードの
差になるのだから、とても意味は大きい。
クラブを操作して使うのなら
3~4本のクラブで操作して使う方が
遊びというかスポーツとしては自然だと思う。

遊びだから そういうことに挑戦するのも
その人の遊び方の自由ではあるけれど、
月一のゴルフ、月二の練習が平均値のアマチュアには
同じ球をクラブによって打ち分ける方が
自然な考え方だし、より簡単に出来るはず。。。

ゴルフを難しく導くなら
そのクラブの宣伝文句と相いれないような
気がしてならないのは私だけだろうか・・・