【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

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ゴルフスイングと遠心力

とても面白いというか、
興味深いところではあるのだけれど、

「ゴルフスイングは遠心力を使う」
「ゴルフスイングは遠心力だ」

とは言われているし、書かれてもいるし
ほぼ全員に近いゴルファーはそれを信じている。

スナップショット 1 (2015-04-26 23-30)


しかし、何を調べても
その「遠心力」とやらを どう使うのか、いつ使うのか
どうしたらいいのか とはどこにも何にも書かれてもいないし
ちと意地悪ではあるけれど、それをレッスンプロに
問いかけたにしても「・・・・」としか
答えは返ってこないと思う。

例えば、スイングはシャフトをしならせて
しなり戻す というのを信じてスイングしている場合、
シャフトをしならせて、しなり戻す と言う行為に
くっついてくる「遠心力」
クラブが外にすっぽ抜けようとするとなる。
その遠心力の方向は
ショットの目的であるボールを飛ばす方向とは
まるで一致せず、魔反対とまで言えるほどの違いがある。

クラブがすっぽ抜けようとする力
例えば 雨の日にわざと手やグリップを油で
ぬるぬるにして ショットしたとしたら
ボールを打つことよりもクラブを離さないように
する方にものすごく神経を使うことになるだろう。

つまり、シャフトをしならせ、しなり戻すという行為は
ヘッドを走らせ(真意としては間違ってますけど)
ヘッドスピードを上げる と言う行為の一方で
クラブの動きを制限し、クラブがぬけないよう
自分の方へ引っ張る力も掛けている 
 複雑な矛と盾なのだと思う。

ヘッドターンやヘッドローテーション、手を返す動きも
すべて これと同じ ということになる。

595bd670_Ben20Hogan20Backswing


果たして それらの動きを推奨する場合、
遠心力をどう処理するのか
誰も口にはしていない。

トップの位置からインパクトまで約0.2秒しかない。
その時にかかる遠心力などの不可抗力に反応、対応しながら
打ち手は定点にあるボールを希望の方向に
希望の距離打とうとする訳だから
ある程度、事前にどのような遠心力が
どのような方向に いつかかるのか 知っておいた方が
よりその行為をより正確に、繰り返しやすく
するとは思うのだが
誰もそれを口にする人はいない。

と同時に 腕捌きでヘッドを返す、シャフトをしなり戻す
その動きを速く、強くすれば
それと同時に 遠心力は倍化していくわけで

その遠心力は ボールとヘッドがコンタクトすることにも
ボールを目標方向に飛ばすことにも何も手助けをしないばかりか
邪魔をする負荷になるだけなのに…。

速く振ろうとする動きと同時にクラブを止める、
グリップを止めるという行為に答えがあるのだろうか…。

遠心力をたくさん作ると
もっと簡単にボールを飛ばせる
もっと遠くにボールを飛ばせる

と言うけれど
それを どう いつ どのように とは
どこにも書かれていない。。。

ゴルフスイングが理論的なものになって
もう既に半世紀以上たっているのにもかかわらず
どこにも答えがないものを
ほぼ全員に近いゴルファーが信じている という
この奇妙さ…。

遠心力を生み出さない
遠心力を利用しない
とは思われないけれど、
理想論と方法論が一致しない限りは
遠心力を無理やり作り出さない方が
よりコントロールしてスイングしていけると思うよ。