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風というのは自然の中で行われるゴルフという遊びでは
切っても切り離せない関係にあります。

風はあまり有りがたいと言えないかもしれませんが
きっと役に立つ…かも知れません。

 

風速5mをしましょう。
風速5mは
風速 3.4以上5.5未満 (風力3、軟風)
 木の葉や細かい小枝絶えず動く。軽い旗が開く。
風速5.5以上8.0未満 (風力4、和風)
 砂ぼこりが立ち,紙片が舞い上がる。小枝が動く。
とこんな感じです。

弾道質、回転や番手などによって
一概に言えませんが
風速5mで飛び様への影響は
アゲインスト(向かい風)であれば
キャリーボールの5%程度
フォロー(追い風)であれば
キャリーボールの3%程度

なのです。
具体的に言うと
 キャリーボール200ヤードのショットを打った場合
アゲインストで 10ヤードほどのロス
フォローでは 6ヤードほどのゲイン
実はその程度なのです。
意外でしょ?!
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横風も似たようなものです。
スピン量の大小にもよりますが
曲がる球がさらに曲がるのは5%増程度なのです。
まあ どの球質によっては
データ通りになりませんが
風の問題は弾道でない部分が少なくありません。

風が強くなってくると
多くの人はスイングのリズムが速くなります。
なんとなく急ぎたくなるのでしょうか…。
もしくは 風の合間をぬって打ちたくなるのでしょうか
総じて急いで手で振ってしまう傾向が強く
その結果、普段よりもスピン量の多い球質に
なってしまうようです。

そちらの方が影響は大きいようです。

とともに これも知識として知っているべきですが
45インチ以上の長さのドライバー場合
スイングの仕方によっても若干異なりますが、
移動面、運動面(前衛投影面積)に関しては
あの大きなヘッド部分の空気抵抗よりも
シャフトの空気抵抗の方が大きくなります。
長尺ドライバーはヘッドが軽いこともあり
ヘッドに慣性モーメント(運動を持続する力)が
少ないこともあり、風に弱いのです。

プロの世界でも
風の強いコースで戦うことの多いヨーロッパの選手の方が
人口設計のコースで戦うことの多いアメリカの選手よりも
ドライバーが短い傾向にありますね。