%で表すことは出来ませんが、
タイトルの通り セット内の
クラブ同士の硬さ/柔らかさのずれ(差)は
コースでのミスショットの小さくない原因です。
何個とは言い切れませんが
 俗にいう 三大要素 みたいなほど、ことは重大です。



例えば こういうことです。
練習場で メーカーの試打クラブの
同じ機種・同じ番手 の(例えば5番アイアン)
Ⅹシャフト(シャフトの硬さ)とRシャフトの2本
を借りてきた、とします。
ヘッド重量 長さ シャフト グリップ
基本的にシャフトの硬さだけが違う2本
です。

その2本を交互交互、一球ずつ
たとえ空振りが出ようと、チョロしようと
打ち直しなしで一球ずつ交互に打つと
うまく行くと思いますか?

Ⅹシャフトの方がうまく行けば
Rシャフトは柔らかいですから、ダフッてしまったり
右に押し出しやシャンクも出るかもしれません。
逆に Rシャフトがうまく当たっていれば
Xシャフトは硬いですから、ボールに届かずトップしたり
引っかけてしまったり、当たっても飛ばなかったり、
どちらにしても ひっちゃかめっちゃか になるでしょう。

しかし この場合であれば、
単に自分はどちらが好きかを決める で済みます。

ところが この試打クラブ2本のような構成 が
自分のバックの中に存在し、
選択の余地なく 交互交互に使わなければいけないとすると
どうでしょう?

よくある 柔らかいシャフト装着のドライバーと
硬いシャフト(スチール)装着のアイアン のパターンだと
試打クラブでは シャフトの硬さ だけでしたが、
今度はさらに
柔らかいシャフトの方が長く、でかいヘッドが付いており
硬いシャフトの方は短く、小振りなヘッドが付いている
という小さくないオマケ付状態です。
IMG_0061


かなりの確率で 体が疲れてきた後半 に
良くないことが起きそうですよね


スイングの良しあしは別にして
これは クラブ選択というか 選び方のミス から始まる
ゴルフ向上、スコアアップの妨げ です。
物理的なミス、コースへ行く前に起こっているミス です。

gc_img03

そして もう一つ、
実はこちらの方が深刻なミス… は
その二つの シャフトの硬さの異なる クラブを併用し続けること
それを何とか使いこなす(この場合は良い意味ではありません) 為
硬いシャフトのアイアンを打つ時、ボールを中、右寄りに置くようになります。

全員ではありませんが、8~9割の人はそうですね。
逆に言うと ボールの位置が明らかに違う、差がある、
ということは そのクラブのシャフトの硬さなどの特性に差があり、
人間の方が工夫しないと使いきれない という意味でもあります。

ボールを右に置く コトの良しあしは割愛します(ホントはダメダメです)
ボールを右に置くコト が問題なのではなく、
クラブによって、番手によって、機種によって
ボールの位置を変えるコトが問題なのです。

ボールの置き位置(左右)は
体の向き~目標方向とかなり密接な関係にあり、
右に置けば右を向きやすく、左に置けば左を向きやすくなります。
もう一歩突っ込むと、体が左を向いていると
 実際の位置よりも中に置いた形になり、
体が右を向いていると 実際の置き位置より左に置いた形になります。
複雑でしょ?!

番手や機種によって
ボールの位置を動かしてしまうと
体の向き
そして 体の向きに対する本当のボールの位置
というのが非常に曖昧になり
ラウンド中、傾斜や状況、体の疲れ具合 などによって
ボールの位置、体の向きが非常にばらばら
規則性のないモノになり易い、とってもなり易いのです。


☞XシャフトとRシャフトほど、
いやそれ以上のシャフトの硬さの差があるクラブを交互交互に打ち、
打つ度に ボールの置き位置がばらばらになり、
体の向きもバラバラになりやすい
この環境で うまくラウンドをこなす のは
とても大変だと思いませんか?