質問「シャフトの硬さ についてはどうですか❓」
店主「それぞれの方で 痛み の発生原因はさまざま と思いますが、
ヘッドの軽さ、クラブの軽すぎとともに
『シャフトの硬さ』 がかなり大きく起因していると思います。
ドライバーに比べ 打つ頻度を多い、
特に練習場でよく使われる アイアンの
その スチールシャフト の 硬さ が問題です。
ドライバーのシャフトは話題になるコトが少なくありませんが、
アイアンのシャフト。。。特に『その硬さ』が話題になることは
多くありません。
ものすごい 硬い基準の中の Xとか、Sとか の差で
まるで だと感じます。
余談ですが、スチール のその素材がダメなのではありません。
スチールでは 柔らかくするのに限界(予算的) があります。
また グラファイトは織物 であるため、立体剛性が非常に高く
復元性能に優れる為、シャフトの硬さを表す振動数で
同じ数値であれば グラファイトの方が遥かに堅牢です。
ですので 良くあるパターン なのですが、
歳とったから スチールからグラファイトへ 移行して
よりシャフトが強くなっている、硬くなっている、
と言うケースは少なくありませんので
そこは よく精査が必要です。
✋ゴルフ用品業界の困ったトコロ なんですが、
歳をとって とか、女性だから とか で
グラファイトを使って頂く場合の セット方法が
シャフトは数値として、表記として 柔らかくなっているけれど
ついでに 振り易かろう、軽かろう で
分からないでは無いんですが
ヘッドまで 軽量、超軽量にしてしまうんですね。
シャフトが柔らかくなったとしても
ソレに負荷として 動かす元になる ヘッドが軽くなったら
シャフトを柔らかくした意味が発揮されません。
ただ 軽い 振り回す為のクラブになるだけ です。
で 軽いモノは衝撃減衰能力が低く、振り回すから
肘を傷めたり、腰を傷めたりで 嫌われちゃうんですよね…
グラファイトシャフトのアイアンって。
スチールシャフト、その硬さについての話しに戻りますが、
①インパクトの衝撃の減衰性が非常に薄い
一般的には スチールシャフト に比べ グラファイトシャフトの
衝撃減衰性は2倍 と言われていますけれど、
コレはおそらく 素材による基準の硬さの差 が大きいと思います。
グラファイトよりも スチールの方が 倍近い衝撃を受ける、
のは シャフトが硬く 減衰率が低いから でしょう。
②硬いシャフトは 腕~肘や手首の作業が多い。
硬いシャフトですと グリップが押される と言う体験が出来ません。
シャフトの使い方 として 真反対な使い方 を覚えることが
多いのでは😵 と思います。
ある程度 柔らかいシャフトですと
グリップがシャフトのしなり や クラブの重さに押され、
グリップが運動方向に対し、押され
カラダの向き、その運動と分離し難いです。
硬いシャフトですと、そもそも グリップを基点にして
ヘッドやクラブを振る動きが多くなりますので
腕周りがカラダと分離し易くなり、
小さい箇所、弱い箇所である 肘や手首を傷める原因になります。」
質問「一般的に どこを痛めるのでしょうか❓」
店主「一番多く耳にするのは 右打ちの人であれば 左ひじ
ではないかと思います。
フェースターン、ヘッドの返し をする人 にとって
それをするため 止まる箇所が必要で
それが 左前腕になります。
左ひじを回転させるようなコトになり、傷める訳です。
硬いシャフトだと 必要なテク なんだと思います。」
質問「冬場になると 肘にサポーターを付けている方
多く見かけます。」
店主「ですよね…。
現在のゴルフクラブ事情全般で
ドライバーを含めたウッド系 と
スチールシャフトが装着されたアイアン では
あまりにギャップが大き過ぎます。
年々 その関係は離れていく ような気がします。
アイアンが硬すぎる のです。
ドライバーの飛距離、ドライバーショットの楽しみは
ゴルフの醍醐味 のヒトツ なのですから
ドライバーを より良く、楽しく使える 環境 として
アイアンの シャフトの硬さを考えるべき だと思います。
クラブをセットとして シャフトの硬さの流れ
を作るのが アマチュアのゴルフの秘訣 なんだと思います。」
質問「アマチュアでも関係あるんですか❓」
店主「アマチュア だからこそ です。
プロは お金を貰って クラブを使っています。
選ぶ基準が その契約金や条件 かどうかは
人に寄りますが、アマチュアとは正反対の関係です。
アマチュアは 練習量も圧倒的に少ないですし、
練習場に行かない と言うゴルファーも沢山います。
クラブの特性、シャフトの硬さに応じて
ボールの位置やタイミングやスイングを替えたり するのは
アマチュアにはあまりに 大変です。
車で言えば マニュアル、ギア付きの時代ではないのですから
距離に応じて 何も考えず 振る、打つ、
と言うクラブセッティングに対して
シャフトの硬さの流れは絶大な影響です。」