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例えば
シャフトの硬さやドライバーのロフトなど
『上手になったら』硬いシャフトを使う とか
立ったロフトを使う という
ゴルファーのスキルや経験値が
クラブ選びの選定条件になったりしています。

ここに4人のゴルファーが居たとしましょう


①20歳 ハンディキャップ36
②20歳 ハンディキャップ2
③75歳 ハンディキャップ36
④75歳 ハンディキャップ2


さて この4人のゴルフクラブを選ぶ際
シャフトの硬さやロフト角度などは
ゴルフのスキルの一つである
 ハンディキャップを基にして選ぶべきか
はたまた 年齢を基にして選ぶべきか 
 どちらだと思いますか?
どちらが適切だと思いますか?

ロフト角度は好きな球筋や常用するコースのタイプなど
によっても微妙に異なるとは思いますが、
ハンディが同じであれば 20歳の人と75歳の人は
共通のロフト…というのが良さそうに思えますか?
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シャフトの硬さ… ロフトの角度もそうですが
シャフトの硬さには種類がある訳です。

ハミングバード視点で言えば、市販の一般的なシャフトは
馬鹿硬くてもどれも同じ…と言えますが(それはさておき)

シャフトの硬さ、というのが存在している限り
それに応じて、その種類に適合する『何か』がある筈です。
ハンディキャップ…でしょうか?
しかし、それがなぜシャフトの硬さなのでしょう?
おかしく思えませんか?

正しく、あくまでも正しくクラブを使うと仮定し
シャフトの硬さは そのシャフトの硬さが
使う人に応じて 運動させた時に
クラブヘッドのずれた重心を 
シャフトやグリップの延長線上の
一直線上に並ばせるための機能で、

当然 それは使う人の使うスピードに応じるものです。

年齢や体力に関係なく、ハンディ・・・
俗世間で言われる
「腕前」によって
シャフトの硬さを選ぶ 
としたら
イコール ではないですが、
75歳のゴルファーは20歳と同じような
ヘッドスピードを出すことは難しいですし、
忘れてはならないのは
75歳のゴルファーの方が 
もし同じ数値(ヘッドスピード)を一時的に出せた としても
それをラウンドを通して、維持することは難しく
後半、どんどん落ちていくスピードに対し
シャフトがどんどん硬く(機能しなくなっていく)
という事になってしまいます。

これもイコールではありませんが
ハンディキャップではなく、似たような年齢の人の方が
(似たような体力) 
クラブ選定をしていく共通項は多いのでは ないでしょうか
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外国での選び方は イマイチ よく分かりませんが
兎角 日本では「腕前」というクラブ選びに関して
あまり関係ない要素で選定する習慣が強く
とても損をしていると思います。

クラブを選ぶ前、購入する前に
少し考えてみて下さい。

例えば

 本来使うべきものよりもややロフトの立ったクラブは

 メリット→当たった時に飛ぶ可能性が高い
     →弾道が低い
 デメリット→ロフトが立っていると、ミスへの寛容性は低い
      →弾道が低い


このクラブを長年使い続けるとどうなるか というと


①ミスの頻度が高いので その飛ぶショットが出る割合は
 ロフトの寝たものよりも格段に低く、最高値は高いが
 平均値(飛距離)は低いものになる
②弾道が低いので 上げるショットを身に着けることになる


ゴルフの醍醐味、みたいな部分で
たまに出る
「火の出るような当たり」狙いなのは
否定はしませんが、平均飛距離は飛んでないので
結局、飛んでいないことになります。

更に もっと悪いのは、上がりにくいクラブやロフトは
上げるショット、上げるスイング という
飛ばさない方法を覚えるゴルフクラブなんだ! という事です。

見栄を張って「立ったロフト」を選んだことには言及出来ませんが
飛ばしたいために「立ったロフト」を選ぶことは
欲をかいた結果 飛ばせないスイングを覚えることになるのです。
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ならば
 逆に使うべきロフトよりもやや『寝たロフト』を使えば

 メリット →ミスをした時に、寛容性が高い(高さに逃げる)
      →飛ばすために 弾道を低くするスイングを覚える
 デメリット→弾道が高くなり易く、距離を損する


という、そのクラブを使っていくことによって
『飛ばせるスイング』を覚えるクラブに投資した方が
 良いのではないでしょうか

ゴルフクラブは目先の結果 も否定しませんが
そのクラブを使っていくことによって
クラブに教育され、導かれていくこと
というのが少なくないので、
そちらの事も考えて損はないと思います。