【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重~いヘッド&柔らかなシャフトを通して ゴルフを考え スイングを学べるゴルフクラブを追求! 誰よりも振らず 誰よりも飛ばす ボールをつぶせ をモットーに! 〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部3-14-10 ☎電話 046-804-1480 080-6785-5571           ✉メールアドレス hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp   

ドライバーヘッドの進化は 手打ちと対極にある

店長「クラブヘッドの中でも
 ドライバーヘッドの この30年での進化は
 とても 革新的、驚くほどの進化です。

 その最大のポイントは
 ハミングバードの記事ではたびたび登場しますが、
  『慣性モーメント』 です。」

質問「慣性モーメント❓」

店長「はい。

 慣性モーメント にも幾つかあります。

 ヘッドの場合は 縦のもありますけれど
 数値としてよく登場するのは
 ヘッドの横の慣性モーメント です。

445TL-2

〇30年前のドライバーの体積は 200cc
 慣性モーメントは 2500gcm2前後
〇20年前のドライバーの体積は 370cc
 慣性モーメントは 3600g㎝2
〇現代主流のドライバーの体積は 460cc
 慣性モーメントは 4750g㎝2

 30年前のモーメントとは おおよそ倍違います。」

質問「倍はかなりの違いですね。」

店長「はい。ものすごい違いです。

 では、慣性モーメントは何に働くか というと
 主に二つ。

〇ヒトツは スウィートエリアの拡大 ですね。
 俗にいう 芯、良い当たりの場所が 非常に拡大した。
 50円玉のサイズが 500円玉になった、そんな感じです。

 この数値は厳密にはヘッドの左右の慣性モーメントですので
 左右方向に ものすごく広がった。
 打点が左右のズレても 弾道や距離がブレにくくなった。
 ミスに強くなった と言って良いでしょうね。

460TL-2

〇そして、もうヒトツ。コチラはあまり意識されていないのですが
 慣性モーメントの役割としては コチラの方が強い、のですが
 運動性、エネルギーの伝達性です。

同じ姿勢を維持しようとするチカラ
✅同じ運動を持続しようとするチカラ
✅相手、この場合はボールですが、その力を伝達するチカラ

 と言えば良いでしょうか❓

 ですので 20年前、30年前に比べ
 かなりミスヒットに強くなり、
 ヘッドの持っている破壊力をボールに伝えやすくなった。
 と同時に
 『ヘッドがその運動や姿勢を維持し易くなった。』
 特に この部分は
 ゴルフクラブを、クラブヘッドをどう扱うのか、
 どう動かしたらよいのか、 を示唆している部分でもあり、

 出来るだけ ヘッドは 緩やかに、穏やかに、
 👉そうし難い機能が増している訳ですから
 ヘッドの急激な回転などを与えない。

455T-2

 ぶっつけ打ちの元になる 手打ちや手振り は
 意図的かどうかは別にして
 ヘッドを回転させる、先端を激しく動かすクラブ扱い ですが、
 この30年のドライバーヘッドの進化は
 それを嫌がる、それと対極にある機能と言って良く
 ヘッドの回転を嫌う機能が増しているのに
 それを無理やりするのは 上手く行き難い原因になります。」

この感覚を掴むだけでも かなり異なると思います

店長「クラブやヘッドを上げないで
 からだの右向き(右打ち)を作ってみる。

2023-11-24_20-18-34 - frame at 0m16s

 右サイドが高くなる、、、大袈裟には上げるに近いかな
 そう言う姿勢を作ると
 フェースはかなり下向きになると思います。」

質問「はい。」 

店長「それとは反対に
 フェースを上に向くよう にしてみる、
 
 フェースが下向きになるようにすると
 ヘッドの重心位置の関係から
 クラブの重さは 左グリップを前に押す、
 進行方向に押すような やや下向きのチカラが掛かります。

2023-11-24_20-18-34 - frame at 0m23s

 一方、フェースを上向きにした状態では
 ヘッドの重さがより強く掛かった感じがして
 グリップを上に動かそう、移動を妨げるような重さの
 掛かり方になります。」

質問「コレは 切り返し時のリキミに繋がりそうですね❓」

店長「そう思います。
 望んでいない重さの掛かり方になりますから
 力まざるを得ない になってしまいます。

2023-11-24_20-15-45 - frame at 1m1s

 手を捻じったり、細工をして下向きを造るのはダメですが、
 テークアウェイのからだの動かし方で
 フェースの下向きを作れば
 そのまま からだの向きを変えれば ボールを当てられますが、
 フェースの上向きを作ってしまうと
 そのままでは ソールがボールに対峙するコトになるので
 からだの回転 そして その加減 に加え
 フェースがボールと対峙する作業 が必要になりますから
 やはり 難易度はグッと上がってしまいます。

 その上で グリップが先に進みたがらない重さ
 が掛かる訳ですから 当然、失敗の確率が上がる。

2023-11-24_20-15-45 - frame at 0m18s

 クラブやヘッドを上げてる訳じゃないですけど
 この「上げ方」の感覚を掴む のは
 通常のショットにとっても、アプローチにとっても
 とても役に立つと思うんですね。

 ボールを転がす、グリーン周りのランニングアプローチとか
 あまり得意でない方などは
 この感覚を掴むだけでも かなり異なると思います。」

質問「そう感じます。」

店長「そして 慣れてきたら
 この延長線上で 打つ距離を増やしていく。
2023-11-24_20-15-45 - frame at 0m52s2023-11-24_20-15-45 - frame at 0m52







 グリップの進みを促す位置に
 クラブを持ってこないと ヘッドが落ちちゃいますから
 腕を上げるとか、ヘッドを上げる、とかではなく
 からだの向きで ヘッドが引き摺れるよう
 引きずってボールを打てるよう そう言う位置を探る。
 そう言う感じになって行くと思います。」

テークバック・アウェイ『上げる』をどう考える?

店長「右打ちの人で どの位㊨を向く
 その角度に特にこだわる必要はありませんが、
 仮に あくまでも仮に 90度位㊨を向く として
 意識的な 腕の曲げ伸ばし、肘や手首の曲げなど無しで
 本当に『向き』だけを意識した時、
 フェースはかなり下を向いています。 
2023-11-24_20-18-34 - frame at 0m16s2023-11-24_20-18-34 - frame at 0m23s








 多少、大袈裟ですが、
 地面を向いている意識位でも良いでしょう。

 これがテークアウェイでの『右向きの感じ』です。

 距離を打つ必要のない アプローチであれば
 この動きだけで 打つコトも可能ですし、
 ショットにとっても アプローチにとっても
 すごく『基礎的な』動作になると思います。

 この形からスタートすれば
 ヘッドの遅れはロフトの立ちにし易いですし、
 フルショット、スタートの位置がもう少し高くなった時、
 ヘッドの、クラブの重さでグリップが推進する、
 前に押され易くなります。

 一方、フェースが上向き になってしまうと
 ヘッドの遅れは より一層のフェースの開き
 になってしまいますし、
 ヘッドやクラブの重さは
 スイング動作を先に進めてはくれません。

 フェースを下向きにしていれば
 からだの向き『だけ』でボールを打つコトが可能ですが、
 フェースの上向きでは それ以外の
 腕によるクラブ操作が必要になり、
 からだの回転が距離感とつながり難くなります。」

質問「なるほどー😌」

店長「フルショット、ある程度のスピードのショットになると

 

 このトップの位置
 シャフト、クラブが地面と平行…のような状態
 から始めると
 ヘッドが自身の重さで ボールよりも手前に
 落ちてしまい易くなるので
2023-11-24_20-15-45 - frame at 0m52s2023-11-24_20-15-45 - frame at 0m52








 少しだけ両腕の上腕を上げ、クラブ全体を高くして
 
『立体的なズリズリ』がし易いよう にしているだけ😌

 ヘッドやクラブの重さがグリップに掛かり、
 グリップの推進がし易いようにしているだけ で、
 ヘッドを上げている、クラブを起こして
 コッキングしている は見た目そう見える副産物であって
 本当に、単に クラブを持った腕を少しだけ上げている だけ です。」

質問「!!!!!
 そんな意識でイイんですか❓」


店長「だって 動きを極力減らし、
 シンプルにした方が繰り返せる可能性が高くなりますし、
 ボールを遠くに飛ばすのは
 からだの回転の素早さ
 なんで
 腕作業が入れば入るほど その速度は阻害されます。
2023-11-24_20-15-45 - frame at 1m1s2023-11-24_20-15-45 - frame at 1m3







 アプローチと同じで
 フェースを上に向けて テークアウェイを取る方法では
 一番肝心な 打撃付近で
 手作業が絶対に必要になるので 速度が上げられません。

 速い速度で同じことを繰り返すのにはあまりに複雑、
 からだの回転が ボールを打つコトと
 直接な関連を持てなくなってしまいます。

 腕さばき無しで
 フェースを下に向け アプローチをする、 のを

2023-11-24_20-15-45 - frame at 0m18s

 高速で行う為、ヘッドが自身の重さで
 落ちてしまわないように 腕を上げてるだけ で
 ナンの違いも無いですよ。

テークアウェイをチェック!②

是非 やって欲しい スイングチェック① : ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)



質問「かなり強烈に (フェース)下向き なんですね。」

2023-11-24_20-18-34 - frame at 0m16s2023-11-24_20-15-45 - frame at 0m41s







店長「ですね。
 多少 大袈裟ではありますけれど
 テークアウェイで 右サイドが高くなる ⇑
 右肩が上がる~高くなる は大切なポイントですので
 大袈裟にやって 体験した方が良いと思います。」

質問「はい。」

店長「逆に 腕が捩じられてしまう、
 クラブが3時の位置に行った時に
 フェースが横や上向きになってしまう場合、
 かならず 一旦、グリップが体から離れます。

 また、左グリップ~左腕が右腕に上から被り気味
 になりますので
 同じく からだの姿勢も 左サイドが高め、
 右サイドや右肩が高くなれません。
2023-11-24_20-18-34 - frame at 0m23s2023-11-24_20-15-45 - frame at 0m45s







 そもそも からだの向きの仕事を奪ってしまい気味、なので
 右向きが不十分になりがち ですが、
 ソレも伴い、ダウンスイングへの移行が難しくなります。」


店長「自分で体験してみると分かりますが、
 グリップも上げない(つもり)、ヘッドも上げない(つもり)、
 腕も出来るだけ動かさないつもりで
 3時、4時辺りにクラブ・シャフトを持ってきた時、
 フェースが横を向いている、やや上を向いている状態だと

2023-11-24_20-15-45 - frame at 0m8s

 スイングの傾き、アドレスの傾きがあるから
 一見すると
 ヘッドが上がったような気がするんですけど
 (ヘッドを上げないつもり…なんですけどね)
 実際には、クラブは横に倒れただけ、寝ただけ、
 ヘッド・フェースが開いただけ です。

 からだの回転で作られるはずの
 よく言う「スイングの軌道」をなぞっただけ、
 からだの回転で作られる スイングの軌道通りに
 ヘッドを動かしただけ なので
 仕事自体、からだの回転を奪っている、
 もしくは かぶっています。(同じことをしている) 

 故に テークアウェイにおいて
 からだが向きを変えている間は
 クラブや腕が動かせませんし、
 クラブ~腕が動いている間は
 からだは止まります。

 手でクラブをあげちゃう、
 手打ち・手振りが強く出ちゃう方の
 特徴になってしまうんですが
 テークアウェイ、2段階 になります。」

質問「コレって ダウンスイングも同じ…ですか❓」

店長「はい。

 からだの回転、傾きがありますから
 斜めにはなりますが、
 それに沿って 腕でクラブも動かしていますから
 からだがアクションしている時は腕は動かせませんし、
 腕を動かすには からだを止める必要があるので
 開いたクラブを そのままで打つのなら別ですが、
 それを閉じる為、腕を動かす(ヘッドを返す)には
 二段モーションにせざるを得ない です。」

2023-11-24_20-15-45 - frame at 0m29s

質問「…なるほど…。」

店長「また クラブの重さや長さ が
 グリップを下げる働き が
 ボールを打つ方向に使い難い、
 クラブが 先に先に進むのに使い難い、
 逆に クラブが必要以上にその場に留まる
 になりやすいので 『重さ』にやられ易く
 力みを生み出し易くなります。」

質問「ヘッドの重さなど クラブの機能が使えない…のですね❓」

店長「そうなりますね。」

是非 やって欲しい スイングチェック①

店長「ちょっと手伝って欲しいんですけど…。」

質問「はいはい。」

店長「クラブを持って アドレスして…
 アドレス時のクラブの向きを 12時 として
 ヘッド上げない、グリップ上げない、
 腕使わない(つもり) で

2023-11-24_20-15-45 - frame at 0m8s

 クラブを 3時とか、4時に向けて 欲しいんですね。」

質問「はいはい。」

店長「自分の目で見て頂いて
 フェースって どうなってます❓」

質問「真横……やや上向き になってますかね⁈」

店長「ヘッドも上げない、グリップも上げない、
 出来るだけ意識的に腕は使わない(つもり)で
 フェースが横…やや上向きですか❓」

質問「はい… 若干ですが…。」

2023-11-24_20-15-45 - frame at 0m29s

店長「ソレ… すご~~く マズい ッスね🙄🙄🙄🙄」

質問「え😫え😫え そうなんです❓」

店長「はい。

 ヘッドは上げない、グリップも上げない、
 出来るだけ腕は使わず
 からだの向き で 右打ちであれば 右を向けば
 スイングには前傾姿勢がありますので
 右手が左手より上、左手が右手より下 になりますので
 少しオーバーにやれば
 フェースは地面を、下方を向いた姿勢になる筈…です。」

2023-11-24_20-15-45 - frame at 0m18s

店長「カラダ 脚さばきで 右を向いている筈🙄……ですが
 この状態、クラブやシャフトが3時や4時を向いている際、
 フェースが横、もしくは上向き って は
 腕さばき クラブを捻じる事によって
 その からだの向き、脚さばきの仕事を奪ってしまっています。」

質問「!!!!!
 ココって 重要なんじゃないです❓」


店長「そう思います。

 グリップも上げない、ヘッドも上げない で
 右向きを造る   と
 かなり ガッチリ フェースは下を向く😌
 ✊地面を向いてしまっても良いと思います。

 その感じが からだの向き、右向きの基本 になりますし、
 上向き / 下向き では
 からだの左サイド、右サイドの縦関係も
 かなり違う感じになると思うんですね。
👉👉👉右向き時は かなりガッツリ 右サイドの方が高い。
2023-11-24_20-18-34 - frame at 0m23s2023-11-24_20-18-34 - frame at 0m16s








 手のひら、手の甲であれば
 左手の甲が地面を向いて
 その真上に 右手がある位のイメージです


 この感覚って からだの回転の感覚の基礎 になりますし、
 短いアプローチは この感じがボールを打つ感じに なります。」

2023-11-24_20-15-45 - frame at 0m41s
質問「

『L型ブリストルパターG2』 Q&A

 IMG_0520

Q:グラファイト(カーボン)シャフトを採用していますが なぜ ですか?

A:ハミングバードでは 特に スチール/グラファイト に対する
  こだわりはありません。

 パターだから だけでなく、アイアンやウッドに関しても
 オジサンゴルファーによって 楽! 簡単! スイング覚えやすい!
 モノであれが どの素材でも良いと思います。

 日本のゴルファーの特徴なのか、どうかは調査のしようもありませんが、
 素材に対するこだわりがとても強い気がします。

 スチールだから どう・・・ とか、 カーボンだから どう・・・だとか
 この二つにシャフトとしての性能差はありません。

 素材としての特徴 ですが、
 スチール素材の最大の利点は 工業生産性が高いコト!
 つまり 同じモノが大量に安価で作り易いコト です。
 そして 最大の弱点は 単一素材であるが故にレパートリーが多くないコト です。

 ✋意外に思うかも知れませんが、
 スチールとカーボンでは 圧倒的にカーボンの方が「強く作れます」
 ですので 軽く造る限界も 柔らかく造る限界も スチールの方がすぐそこに…。
 造れない というコトです。

 一方、カーボン素材のシャフトは 形状の制約、外径内径の制約 以外
 かなりの自由度があります。 カーボン自体 元々アクリルを焼いたモノなので
 軽いですから 逆に重くする時 内径が取れない という制約の為
 重くする限界が有ったりします。

 ブリストルパターでは パッティングもショットと考えの元、
 出来るだけ小さく、出来るだけ少なく、出来るだけゆっくり であっても
 必要な距離を打てるようにする方が 簡単、 楽 と考え
 より転がりの良い、より遠くに飛ぶパッティング になるような
 シャフトの柔らかさを求めた結果、グラファイトに行き着いたに過ぎません。
 (カラーは傷の目立ちにくい ガンメタリック 黒に近い灰色のメタリックです)



IMG_0501IMG_0502







Q:ヘッド重量550gと聞いていますが、L字型特有の厚みのない形状 なのでしょうか
 全体のサイズ感を教えてください。


A:ヘッド素材は S15C 軟鉄の中でも柔らかい素材ですが、
 比重はごくごく普通の鉄 と変わりません。
 その素材で 通常のパターヘッドの 1.6倍 の重さを造るには
 厚く、高く、大きなものにするしかありませんが、
 ネックの高さにはルール的な制約があります。
 
 パターの形状は 心理にとても大きく影響しやすいので
 落ち着いた 安定した形状が必要ですが、
 だから と言って 大き過ぎるのは 格好悪いでしょう。
 (1986年マスターズ優勝時の ジャックのパターには吹きました)
 全体のバランスを考え 形状を造りました。

IMG_0571

 まあ パターの形状を比較すると
 このパターの特徴が良くわかるかも知れません。

 
ボールが良く飛ぶ、良く転がるのは
IMG_0616 確かに  300g強の一般パターヘッドと 550gの重量差
 そして シャフトの柔らかさ もあると思いますが、
 一般のパターは パターヘッド下部に重量を集め過ぎています
 俗に言う 低重心化 ですが、
 ボールを上げる必要のない パッティングに
 必要以上の 低重心化 深重心化 する

 意味が私には見えません。

G2モデルになった ネック部の長さを更に取り
より良い転がり、伸びのある球 にするための

適切な重心の高さを設定しました。
IMG_0567