【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重~いヘッド&柔らかなシャフトを通して ゴルフを考え スイングを学べるゴルフクラブを追求! 誰よりも振らず 誰よりも飛ばす ボールをつぶせ をモットーに! 〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部3-14-10 ☎電話 046-804-1480 080-6785-5571           ✉メールアドレス hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp   

手の返し、フェースローテーション、シャフトのしなり戻し ソコを履き違えていませんか❓

(グリップの移動 ~先端は振りません_Moment(6)


スイングを考えると
テークアウェイで 多くは無くとも
グリップの高さを高くし、
ダウンスイングでは そのグリップの高さを
低くする のはだいたい 万人に共通ですね。

感覚的には 『左腕』もしくは『左グリップ』を上げる、高くする、
それを下げる、低くする に近いかも知れません。
多くの人が共通するスイング認識です

では…
インパクト以降はどうでしょう❓

上げて、下がった 左グリップ は
下がった そのままの「低さ」を維持して置く方が良いでしょうか

それとも 上げて、下がった 流れで
 自然な形で 左グリップは「上がって行った方が良い」でしょうか


インパクト は 出来るだけ最大速度
 出来るだけ 最大加速
 出来るだけ 大きなモーメント を考えると
 インパクトで何かを止めず 流れのまま の後者が良いと思います。




✋✋✋今回のテーマはそこではありません。



インパクト以降 フォロー側では
移動してきた左グリップの流れのまま
下がってきたなら その流れで 高くなる方が
よりスムースに、体のどこかに負担を掛けず
インパクトを加速、や 最大速度 を維持し易くなりますし、
その上がり下がりの具合、などがショットの向上性や安定性などを
探る、測る目安にも成り得ます。

ですから 上がる下がる、そして上がる
その流れの中でボールを打つ。
インパクト以降は 左グリップは止まらず、
動かし続けた方が良い とは思いますが、
その インパクト以降 左グリップが上がる/上げるコト
 それ ソノモノは 打撃ではありません。 
インパクトで 左グリップの動きを止め、
 左グリップの低さを維持してもボールは打てます。

(インパクト、そしてそれ以降 無視出来ない違い_Moment(2)

 

手の返し、や フェースローテーション、
そして シャフトのしなり戻し に関しても
 非常に似たことが言えます。


それらは多くの場合、
ロフト、フェースを円の外に向け
肩などからだの回転で円を描く の延長線上にあるモノ で
ドライバーなど遠距離、速いスピードで打つ場合、
スイングを終了させるのに 致し方なく 付いて来ます。

トップの位置、切り返しから
グリップファースト、ハンドファースト
インパクトに入って、それ以降 からだの動きや手の動きは
終了に向けて 減速しますが、
そのグリップファースト、ハンドファースト
最後、終了まで維持するのは 危険です。
腕などを傷める可能性があります。
インパクトして 動作の減速に入っても
そこまでの慣性、勢いはクラブには残っており、
結果、からだや手を追い越すような形は
スイングを終了させる為には不可欠になります。 
(インパクト、そしてそれ以降 無視出来ない違い_Moment

    ですが…


その ヘッドターンやハンドターン、
一見すると フェースローテーションやシャフトのしなり戻し
に見えるモノ が 打撃の主要部分ではありません。


ですから その行為の目立つスイングであっても
そのリリースポイントは
 グリップがかなりボールを追い越したポイント
ボールを円の外に弾き出す その感じの延長線上(副産物)にあり
 その手さばきはスイングの主要エンジンではありません。

リリースポイント とは
腕も含めた クラブの慣性をフリーにするポイント
のコトを指します。
その『リリースするコト』
 ヘッドターン、ハンドターン、フェースローテーション、シャフトのしなり戻し
に該当するのだと思うのですが
ロフト/フェースを円の外に向けて
 円の外にボールを弾き出す延長線上であれば
『リリースするコト』は全く問題ありません。
全く問題ありませんが、
 リリースするコト が打撃ではなく
 ロフトを円の外に向けておくコトが 打撃の主エンジンです。
つまり 手の返しやフェースローテーションは
 有っても良いし、無くても良いですが
有ったとしても 打撃のオマケ、スイングの終わらせ方 に該当するもので
そこを打撃の主要部分だと思っている限り
スイングの迷路から出てくることは出来ません。

【質問】ロングパット時の距離感の出し方

この度お世話になりました
L型ブリストルパターの感想と1つ質問をさせて頂きます。


この1週間でパターマットでの自主練は毎日、
コースは3ラウンドしました。


ラウンドのパット数は26回、30回、28回と安定し、
何より3パットがまだ一度も出ていないのは嬉しい限りです。


質問としましては「ロングパット時の距離感の出し方」です。


「自分の動作でグリップを動かすスピードが
そのままヘッドが動くスピードになるように」を実践すると
中・短距離ではいいのですが、
ロングパットだからとグリップを速く動かした時には
シャフトが柔らかいだけに切り返しで大きく撓って
パターヘッドが一瞬ついて来なくなりますよね。
(感じ方によりますがヘッドの挙動が暴れるような感じ)

 

パターでもこの遅れたヘッドは「無視」して
グリップを動かし続けるのが正解と言うことなのでしょうか?


切り返しで手に感じる違和感が
今迄に無いものなので混乱しています。

それに遅れてきたヘッドは逆撓りによって
今度はフォロー側で大きくグリップを追い越していくようで、
これで繊細な距離感が出せるように練習せよということなのか?

 

今のところこの辺りがよく分かりません。

ご教授下さい、お願いします。


パターストロークにおいての『シャフトのしなり』についての

お問い合わせ でございますが、

パッティングだけに限らず

シャフトのしなりは

グリップの移動量 と ヘッド移動量 の差 によって発生します。

ショットのスイングでも同じ で

体の向きの変更によって移動する グリップの移動 が

ヘッドの移動量、 それは回転になりますので

外周に当たる ヘッドの方が移動の量は多くなりますが、

同軸線上、角度運動としては同じ が 大まかな原則です。

 






 

弊社では グリップの移動速度 を 出来るだけ

イコール ヘッドの移動速度 と推奨しておりますが、

シャフトのしなりの最大値 は

グリップを止めた時、移動を辞めた時、

今回の場合は 行き帰りに相当する切り返し の部分 になる訳ですが…

車のバックしてからの発進 と同じ なのでは…と思います。

 

テークバック そして トップの位置 は

インパクト、つまり打撃に必要な速度 を得るためのモノで

速度が必要だから トップとして大きく(深く)なります。

ストロークのリズム感としては 良くない ですが

理屈上は トップを止まった状態から始めても良い訳 です。

つまり 切り返しの強さ まだ逆方向に動いているヘッドに対し

グリップを順方向に動かすコトは 反動になりますが、

打つチカラ にはならないのでは…と思います。

 

パターストロークは肩を揺り動かさず

シャフトを出来るだけ スライドさせて使うコトをお薦めしておりますが、

大きなストロークになると 振り子の反動 で打つのが

顕著に表れてしまうのではないか と思われます。

遅れた状態を維持したまま インパクトに入るイメージです。

遅れを取り戻せば ロフトは上の向きますので

 パッティングストロークに限らず 良いことは多くありません。

 

フォローでも ヘッドが大きくグリップを追い越す

のでは ヘッドが必要以上に上に動き

当たりも悪くなりますし、ロフトも増え ボールが跳ねやすくなります。

 

 

ブリストルパターは

通常のパターの 1.3倍のヘッド重量を持ち

シャフトの柔らかさ から ロフトも締まり気味 になりますので

距離感に慣れれば もっと おとなしい、ゆっくりのストローク

お望みのロングパットの距離が打てるようになると思います。

 その 従来の振り子式?のストロークも自然に改善されていくと思われます。



これはあくまでもイメージなんですが…
パッティングストロークだけに限りませんが、
インパクトの強さ 叩く強さ = 距離感 なのかなぁ とも思います。
反動をつけて 重さと言うヘッドをボールにぶつけて
 「弾いて打つ」
と言うイメージがあるのかも、と思います。
打撃の強さ が この場合の距離感 ではなく
ボール速度をどう産み出すか
 それを産むための パッティングストローク だと思います。
ボールと言う質量を押す
 が正確なイメージとは言いませんが、
ロングパットであっても 弾いてしまっては
 距離があっても 方向などブレ易くなりますので
ヘッドの重量とヘッドの速度によって
 その速度をボールに受け渡す に近いかも知れません。

打撃の オマケ は オマケ です

✋スイングの視覚的誤解、錯覚の一番のトコロ は
 「クラブを振るコト、ヘッドを振るコト」 でしょう。 
 △ヘッドの運動慣性をフリーするコト
 △からだの回転とは違うシャフト・クラブの角角度運動


現代も含め 歴代の多くの名ストライカー は ほぼ例外なく
 ボールを打つまでは 「クラブ、ヘッドを振りません」
 ㊟…ボールを打つまでは、ですよ。

(アプローチ) 比較映像_Moment(4)


ゴルファーのとっては 当たり前 なのですが、
ゴルフでボールを打つためのゴルフクラブ
 先端に特化した重さが備わった1ⅿの長い棒 です。
これを 成人男性であれば 時速100キロ越え で 振る訳です。
若いプロのハードヒッターであれば その時速は200㌔近いです。

 既に無視しちゃってる と言うか、忘れてしまっている と言うか
 実はとても危険なモノなのです。

ですので この棒(ゴルフクラブ)を放り投げてしまうのも危険ですが、
上手に収めないと 自分にも危険が及びます。
放り投げないが故に、自分の体にも危険がある訳です。

初心者や女性が速く振れない のは
✋その危険なモノの収め方がわからない、
✋身に付いていない、
✋本能的なその怖さを乗り越えられない、
✋クラブの慣性で持ったままでいられない、

 と言う可能性があるのです。

スイング動作も終わりに近づき フィニッシュが来るのですが、
300gの鉄の塊が先端に付いた 1ⅿある長い棒、
それが 最大時速100キロとか150㌔とかで動く…
それを、安全に終わらせる必要がある訳 です。
が故に、インパクトを迎えた後、打撃そのものが終わった後、
放り投げない範囲で その慣性(特にヘッドの重さ)をフリー にします。
 行為で言うと ヘッドを振る、クラブを振る です。
 クラブを回転させ 減速時間が稼ぐ と言えば良いでしょうか。

それは 打撃行為ソノモノ ではありません。

ジェットコースターの 下り坂 のそのスピードを
落とさせる為の 上り坂 のようなモノ、
100m走で ゴールしてからも 急に止まらず、
軽く流して 減速し止まる ようなモノ、です。

漠然とゴルフスイングを見ると
 その打撃のおまけ(必要なモノなので オマケ とは呼びきれませんが)
 打撃のおまけ の クラブを振る動きは
 打撃までの動きとシームレス(継ぎ目なし)で行われています。

スイング全体が からだの向きを変える 円さばき なので
 その円の中に 自然に溶け込んでいる クラブの減速時間
 繰り返しますが、それは打撃行為そのもの、
 打撃(インパクト)までに必要なモノではありません。



そういう目で 一度、いろいろなスイングを見てみて下さい。
 スローでないと判別は難しいかも知れませんが、
 いいスイングだなぁ、いい球だなぁ に見えるモノは
 打撃(インパクト)までは、
 打撃間際まで クラブをフリーに、ヘッドをフリーにしてはいません。

 必ず 当たり終わってからで、
 アプローチのような 運動速度、移動速度が高くない、
 クラブの減速時間の必要の少ないものは
 最後まではフリーにしない場合も多くあります。

達人のココから盗め_Moment(2)


一方、アマチュアの、あああ 悩んでるんだなぁ…
 まだ スイングが掴めないんだなぁ… と言うスイングは
 そのスイングの、打撃のオマケ の部分を主軸にして
 ボールを打とうとしているのが 結構、はっきり分かります


プロのスイング
(真似をすればいい訳じゃあ ないですが…)
 のインパクトまでの弧が小さく、打ってからが大きく
マチュアのスイングは
 インパクトまでの弧が大きく、打ってから小さい、
 フォローが出ない、フォローで手が伸びない

というのは 打撃のオマケ が 打撃のオマケ なのか、
それとも その打撃のオマケ で ボールを打とうとしているか
のイメージ、というか ゴルフスイングの概念の違い なのです。

『つかまえる』から始まるスイング考

「球体であるボールをつかまえる」 
別の見方をすると
 ボールのつぶれ量 とも言えます。
 (インパクトのロフト効果 と 速度 で潰れる量は決まります)

【つかまえの作法】_Moment


道具としての ボールのルール も
15度未満のクラブの反発係数も
 この ボールのつぶれ量が基準 になっています。



◔ボールのつぶし方 には
 何種類か方法~亜種というか代替え行為があります。


まあ こう考えて下さい。
FWでも、UTでも、アイアンでもなんでもいいですが
ロフト20度のクラブがあります。
それを ヘッドスピード40msの人が
正しく打つ「ボールをつかまえて打った時」の
 ボールのつぶれる量 があるとします。

これを ヘッドスピードの速い人 が打つと より潰れます。
ロフトの立ったモノ、ロフトの立つような打ち方 をすると より潰れます。


Desktop 2020.09.03 - 15.33.57.01_Moment



❶ヘッドスピードでつぶす
 
 ヘッドスピードが速い というのも
 ボールをつぶせる要因(つかまえるの代替え)の一つ です。

 ですので 実質、ヘッドスピード 48msを超えるような人が打つと
 ロフトを開いても 40msの人が潰せる量より多くなります。
 (ヘッドスピード48msを基準とすると こすって いますが、
  ヘッドスピード40ms基準では つかまっている…ように見えます)


 とても変わった…アマチュアが真似したら とてもじゃないけど
 真っ直ぐも行かないし、飛びそうもないとらえ方 をしているのに
 飛距離も出るし、安定もする(練習量如何ではありますが)
 のは ヘッドスピードという
  ボールを潰し易い「ジョーカー札をもっているから、です。

 ですので プロのスイングを 高ヘッドスピードという
 ボールをつかまえる「ジョーカー札」を持っていないアマチュア
 参考にはしても、真似しても 良い結果が得られにくいのです。



❷ よりロフトを立ててしまう。

単純には ロフトの立ったクラブの方が ボールをつぶせます。

 ロフト20度のクラブをよりロフトを立て インパクトロフト を
 ロフト18度にすれば、ヘッドスピードが40msに行かなくても
 ヘッドスピード40msの人と同等につぶせます。

飛ばす と言う点においては アマチュアがトライしても良い
方法ではありますが、過度に行うと 副作用が伴います。

bd169146-s


よりロフトを立てる というコトは よりボール速度を上げる というコトになりますが、
同時に ボールの回転を減らす / ボールの出球も低くなる も発生します。
ボールの速度が上がっても 飛行を維持する回転が足らなくなったり
出球の低さ故に 浮遊し難くなったり
その方の ヘッドスピードによって起こります。

また ボールの曲がりは 
 分母/ ボールの縦回転  分子/ ボールの横回転 により
発生しますので、より横回転の量にはシビアになり
曲がるボールが出やすくなります。
 
正規な インパクトロフトは
 ヘッドが「上から」入射してきた角度分
 ロフトが立てば、クラブが捩じられず、ヘッドが遅れれば
 良いだけ です。
「正規なつかまえ方」を行うなら 放っておいても付いてきます。
飛距離の為、それ以上ロフトを立てるか、どうか は
 その方のお好み次第です。


また、立てるインパクトロフト には とても注意が必要です。

インパクトロフトは アウトサイドインとかインサイドアウト とか
横軌道に対する フェースの向きと同じく、
上がり軌道、下がり軌道 に対する ロフト姿勢 があります。

IMG_0496静止状態で 20度の姿勢を元に
 ↓ 下り軌道5度で インパクトするよりも
 ↑ 登り軌道5度で インパクトした方が
 スピン量やボール速度などは 登り軌道5度の方が
 実質ロフト15度となり 数値が変わります。

しかし この登り軌道(アッパー軌道)は
ティーアップしたドライバーでは なんとかなっても
地面に置いてあるボールを打ちのには 不適切
 です。
ティーアップしたドライバーにとって
かすかな登り軌道は ロフト効果が減りますので
飛距離が出易い という 腐りかけの果物状態 ですが、
非常に毒、副作用も多く持っています。

マッチョな飛距離競争になっている プロの世界 では
メッチャ速いヘッドスピードの上に 劇薬のアッパー で
「高打ち出し~低スピン」競争になっています。
飛ばすプロのドライバーのスピン量は
  既に 1000rpmを下回る勢い です。
彼らのヘッドスピードで言うと
 限りなく インパクトロフト0度 に近い世界に突入しています。
もう 既にアマチュアの参考にする領域を遥かに超えています。
IMG_0610


ドライバーのアッパーブロー、地面から打つショットのダウンブローもどき…。
ボールの位置を変えて 対処する と言う方が多いですが、
練習、コースの頻度も少ない アマチュアにとって
とてもお薦めできる方法とは言えません。

また 意図的なアッパー軌道は 腰や首などの負担多く
筋トレやからだのケアの少ないアマチュアには適切ではないと思います。





❸ロフトを立ててしまう の亜種

 これが一番多いですが、ヘッドの回転で
 フェースを閉じて ロフトを立てて ボールをつかまえてしまう
 と言う方法です。

 アマチュアにとって標準となっていますが、
 かなり多くの難点 があります。

●それを行っている人の多く、おそらくほとんど人は
 つかまえるコト = スライスでない
 つかまらない = スライス

 と思っています。

IMG_0517IMG_0516




 そして 真実はロフトの効果 なのですが、
 フェースの開き/閉じ フェースの右向き/左むき 
 それをしていると妄信しています。
 その行為(フェースローテーション/ヘッドの返し)は
 ロフトの開き/閉じ フェースの右/左むき
 それに伴う 軌道の変化 や ヘッドの高低変化 が
 シンプルな「つかまえ」よりも格段に多いので
 本当の目的を知らず 言葉は悪いですが、
 真似としてやっていますから
 問題が発生した時、対処の方法が見つかりません


●ヘッドの開閉は 手さばきでしか出来ない
 が故に ヘッドの開閉がし易いグリップ になり、
 それはアドレス姿勢に影響を及ぼします。
 アドレスの向き、スタンスと
 ボールの飛び出しが直接関係にないので
 ショットにおいての アドレスやグリップの比重が軽くなり
 雑なアドレスやグリップになりがち です。


●ご存知の通り、ゴルフクラブ
 先端に重さの付いた 長い棒 です。

 ヘッドの開閉は かならず 先端をたくさん動かす
 クラブ・シャフトの角角度運動になります。

002


 先端に重さの付いた 長い棒 を 角度運動すると
 自分の想定よりも 先端はたくさん動きますし、
 一度 その動きを始めてしまったら 止めることは難儀です。

 同じタイミング、同じ動きにするのはかなり低い確率になります。


まあ どれもこれも
 正規のつかまえる 以外は 副作用が強く、
つかまえられるようになっても それを遥かにしのぐ難問が
延々と続くことになり、その副作用対策に
スイング改造人生を費やすコトになるコト 請け合いです。

L型ブリストルパター Q&A

Q:L型パターは難しい印象がありますが…。

005

A:全くそんなことはありません。
何故、その風評が定着したのかは不明ですが、
(おそらくL型パターが世に広がったころ
 米国のモノの並行輸入品が中心で
 35インチのものが多く、非常にヘッドが軽かったですね
 そのヘッドの軽さが難しさを生んだのでは…と考えています)

アイアンの延長線上と言う意味では
他の形状のものに比べると利点はたくさん御座います。
逆にデメリットは殆どないと言えます。

 ヘッドをターン(回転させて)打つを信じている人が
 少なくないようですが、
 パターだけに限らず アイアンも同じで
 ショットの目的は ボールを移動させることです。
 ボールを回転させることではありません。
 ボールの回転は移動に伴い、発生するに過ぎません。
 ボール⒲を目標方向に押してあげる と言うのが基本です。


まず、その形状が
ストロークのし易さを生み出します。
例えば、ピンタイプやマレット形状であると
その形から、次に動かすところがイメージ出来にくく
ストロークの初動が取りにくいと思います。

007

L型は特に弊社のブリストルパターは
テークアウェイを取る方向を喚起させる形状に
なっておりますので、
無意識に動かしても そのガイドが活きてきます。

006

次にL型パターは
マレット等のパターに比べると重心が浅く難しい…
と思われがちですが、正直、真っ赤な嘘です。
確かにデータ的には
マレットに比べると重心位置は浅いです。
しかし、ボールを上げる必要のないパッティングに
重心の深さの利点は殆どなく
逆にデメリットな部分も少なくありません。
ゴルフクラブ(クラブヘッド)で言う所、
重心の深さは インパクトロフトを大きくする作用が
ありますが、ボールを転がしたいパッティングに
その効果は良い とは言い切れません。
重心が低いとヘッドが前に出やすく思いますが
クラブの構造上、ヘッドが前に出る というのは
ヘッドが上に動きやすい になります。

009


多くのアマチュアのパッティングは
ボールにオーバースピンを与える😱
というものすごく間違った理論に基づいていて
『ボールを下から上にコスリあげる』ストロークが目立ちます。
そのストロークにとって
重心の深いマレットなどは
インパクトなどを葉…ショットで言うところのトップを
生み出し易く、距離が一定しなくなります。
マレットを使用していているゴルファーの
インパクト音を聞いていると
ヘッドの角がボールに当たっている音が多く
これでは望みの距離は打てなくなります。
偶然待ちの状態になります。


慣性モーメント・・・
これも多くの勘違い を生んでいる理論です。
慣性モーメントとは
姿勢や運動を持続しようとするエネルギーです。
だまされてしまいそうですが
マレットなどの形状に比べると L型の方が小さめです。
(打ち手の目線で見ると)
重心も浅いです。

008


しかし、300gのマレットタイプと
470gのL型パターで
どちらが その慣性モーメント
姿勢や運動を持続する力が大きいと思いますか?
勝負になりません。
数値で言っても段違いです。

〇ウエッジのシャフトの硬さ

知られざる セッティングの狂い
 に スチールシャフトの特性要因 があります。

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通常のスチールシャフト には
 ステップと言う段があり、
これ によって 強度、硬さを設定する、
つまり 単純構造の金属の筒、中の空いた棒 は
 その金属の厚みと太さで剛性を形成しています。


✋シャフトのシールとかが無く
 シャフトの硬さを見当付けたい場合、
 一段目(ファースト)ステップの位置 が
 どの位下にあるか 比較してみると良いですね


アイアンセットは番手によって、長さを変える為
 徐々に重くなっていくヘッド重量に相応して 下に行くほど
 シャフトは数値上、強く、硬くなっていく のですが、

 太さ によって その強度を調整しているスチールは
 △下にいくほど 必要以上に硬くなる性質
 △ある長さになると 極端に硬くなる性質
 △滑らかに硬さが変化しない
 特性をもっています。


均等にヘッド重量が増える限り、
通常は ある程度の規則性をもって
 150 > 155 > 160 > 165  …と
シャフトの硬さ~振動数は数値が大きくなるのですが、
ほぼ全部、ほとんどのスチール装着アイアンセットは
9番アイアンあたりから ウエッジに向かって
数値の幅が 170 > 178 > 190 > 205
とあまり規則性無く 硬くなっていきます。


そして 現在、アイアンは中古市場以外は殆ど動かない
現状の中で、販売金額を下げる為
#5~PW、#6~PW と ウエッジは別売りのパターンも多く、
それにつれ ウエッジ専用機種は
 更に、輪をかけて 硬いシャフト装着のモノが多いのが現状です。


6番アイアン、7番アイアンに比べ
 はるかに硬いシャフトの装着されたウエッジ、
……勿論、使用者本人は 『セットの流れ』だと疑って信じない
7番アイアンと同じ感じで振る、打つ と
 想定の距離 よりも飛びません。

本来、ロフト角度と長さの違いによる距離 が
 同じ感じでは出せず、実は下に行くほど
 ちょっと強めに打たないとイケナイ のです。

まだ フルショット の場合、
 その差は 若干、ひっかかったり 程度で済みますが、
加減の必要なアプローチにおいては
 そのシャフトの硬さ、硬さの差異 が
 ミスの大元 と呼んでも過言ではないほど です。

20190811-OYT1I50023-1

元々 アイアン全体も硬い中で
更に硬いウエッジのシャフト。。。
普通に打てば 届かないか、トップ、ダフリ、
多くが無理に届かせようと ヘッド部を振るコトを覚えます。
ロブショット。。。のような
業界的には グリーン周りの 「ポッコンショット」
これ はなんと言うか、わざと打つミスショットに近いモノ
なんですけれど、それを常用のショット として
多くのアマチュアは覚えてしまいます。



いまとなっては 高齢のゴルファーや女性にまで
 スチールシャフトを使わせる時代ですので
性質上、軽いヘッドの付いた
 セットの流れよりも 硬いシャフトの装着されたウエッジ で
足元の緩い バンカーショットを打て は
『バンカー苦手製造機』と言って良いでしょう。


ウエッジのシャフト は 通常のアイアンのソレ より
 『重い』方が良いんじゃないか❓ と言う着想はあっても
フルショットの少ないウエッジのシャフトを
 『少し柔らかめ』にする、
もしくは 『流れ通りにする』 とは思い至って無いようで
 重くする は イコール 硬くする と近似値だという認識も無いようです…。