【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

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アタックアングルのお話し 入射角度とクラブの長さ


質問「長尺が飛ぶのは
 その長さによる ヘッドスピード だ✊
 と思うことが多いですが。。。」


店長「全部が間違っているとは言い切れませんが、
 強い、長いとヘッドスピードが速くなる信仰 は
 クラブを長く使う、必要以上に円弧を大きく、
 『早くに』円弧を大きくしてしまう
 と言う発想に流れがち です。

会田20210701_Moment(2)


 それが、どんな問題を生み出すか 幾つか挙げてみましょう。」

質問「はい。」

店長「ドライバーでは無く、アイアンの話しになりますが

〇よく アイアンの番手が変わっても距離に差が出ない、
 どのクラブを打っても 距離が変わらない

 と言う話を聞きます。 

 ヘッドスピードが速い方が その距離差は出易い、
 ヘッドスピードが速くないと 距離差が出難いのは確か、なんですが、
 からだを180度ターンさせると
 クラブも その長さの半径の半円を描く、180度ターンする、
 と思っている人は 必要以上に円が大きく、
 しかも 早い段階で円が大きくなります。

 スイングの円が大きくなってしまうと
 ボールに対し 入ってくる角度の差が
 長さが違う番手でも乏しくなり、
 似たようなモノ、似たような角度 アタックアングル に
 なってしまいます。

((((ハンドポジション_Moment


 アイアンの 5番6番7番8番、
 5番と8番では 長さが1.5インチ→4センチ弱あるのですが、
 早めにクラブを長くしてしまう振り方、ターン系の振り方では
 ヘッドスピードが速ければ その差は出ますが、
 平均的なモノでは 同じような入り方になってしまい
 番手の差が ロフト角度の差だけになってしまいます。
 それでは 番手間の差が出にくくなってしまいます。

 ロフト角度と長さの関係は
 アイアンの ロフトの立ったモノ 例えば5番アイアンは
 当たり前ですが ロフトが立っているので
 ボールを前に行かせるのは得意ですが、高さを取るのが苦手 です。
 故に クラブが長くなり、アタックアングルが緩くなり、
 🥎の打ち出しが取れ、ロフトの立ったモノの苦手を助けます。

〇アウトサイドインの正体-1 - frame at 0m30s

 ロフトの寝たモノ、例えば ウエッジ は
 これも当たり前ですが、ロフトがたくさん付いているの
 ボールを上に行かせるのは得意ですが、前に行かせるのは苦手です。
 故に クラブが短くなり、アタックアングルが取れ、
 🥎の打ち出しを押さえ、ボールを前に行かせるのです。

 そのどちらもが その番手、
 そのロフト角度を有効に利用するには
 その『長さなり』のアタックアングルが必要です。

 蛇足ですが、ウエッジのバンスも同じ役割 で
 ウエッジのバンスは ボールを上げることを助けるのではなく、
 ボールを前に行かせることを助け、前に行くのが苦手な
 大きなロフトのクラブを活かしているのです。
 ですので バンカーの苦手な方が 58度や60度のロフトを
 選ぶのは 非常に痛い選択 です。
 バンカーが苦手であれば、逆に サンドウエッジでは無く
 PS,AW,と使った方が 成功率は高いかも知れません。」