【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

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ミスショットの原因はクラブ「セッティング」です 中編

同じメーカーの、同じ機種を、同時に揃えたから
と言って、セッティングが流れ になっているとは限りません。
その場合であっても、
 9割がた ミスを誘発する要因は潜んでいます。

お客様の持ち込みのクラブを
長年見てきました。
数千セットは見たのではないでしょうか?

ある程度データを取って
そのデータと フェース面のボール跡、傷、
ソールの傷、グリップの傷み具合などを照らし合わせます。

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スイングやショットを見る前に
おおよそ どのクラブが苦手、もしくは上手く行き難い か
どのクラブはよく使っているか、使っていないか、
ショット全般に置いての悩みも見当がつきます。
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ものすごく硬いシャフトを使っている(好きな)人の傾向は
セットの中に
❶シャフトの柔らかい
❷ヘッドが重い/重く感じる
❸ヘッドが大きい、シャロー形状、重心距離が長い
❹ロフトの寝ているモノ
そう言うものが入っていると
 あまり得意な番手ではないようです。

逆に柔らかめなシャフトを使っている(好きな)人の傾向は
❶シャフトの硬い
❷ヘッドが軽い/軽く感じる
❸ヘッドが小さい、ディープ形状、重心距離が短い
❹ロフトの立っているモノ

市販のゴルフクラブの傾向としては
 総じて…ですが、同じ機種であっても
ドライバーよりもフェアウェイウッドの方が
ヘッドが軽め・シャフトが硬め が多く、
硬いシャフトの好きな人にとっては
 そのウッド系の中では ドライバーが苦手になります。

✋そのパターンだと その傾向の方は
 フェアウェイウッドよりもユーティリティを好みます。


✋同じ機種の同じ銘柄のアイアンセットであっても
 シャフトのセッティングにはかなりばらつきがあり、
 シャフトの硬さが玉石混交、
 数種類の硬さが混在するセットが殆どです。
 その傾向は
 均一なモノを作りにくい軽量スチールが強くなります。


スナップショット 8 (2015-10-15 19-55)



硬めのシャフトを好んで使う人は
現在の一般的なゴルフクラブセットの組みあわせ

 デカヘッドのドライバー/グラファイトシャフト
 小振りな軟鉄のアイアン/スチールシャフト

というこの奇妙奇天烈なセットと呼べない
組み合わせでは
 スピードで解決できる 中距離系のクラブは得意 ですが
✊ヘッドが大きく、シャフトがアイアンに比べ
 極端に柔らかいドライバーはなかなか上手く行きません。

✊困ったことに 硬いシャフトを好み方は
 スピードで解決する傾向は強いので
 スピードで解決できない ロフトの寝たウエッジなどを
 不得手としているケースが多く、
 スコアの伸びの歩留まりはかなり早いです。


本来、スチールシャフト、特に軽量スチールは
番手が下になるほど 硬めになって行きます。
5番アイアンに比べると ウエッジが
1フレックス硬めの「同じ銘柄・同じ硬さ表示」
のセットと呼ぶもの、が標準品です。
ですので、硬いシャフトが好きな人にとって
好都合の筈なのですが、ウエッヂは万事が万事
スピードで解決できません。
煽り傾向も非常に強いので、
ウエッヂがロフト通りには距離が出ず、
番手の流れの中で
 ロフトが寝てくると どんどん距離差が広がります。

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ヘッドが軽く、シャフトの硬いクラブの特徴は
(使う人の特徴…ですね)
インパクト付近で クラブだけが動いていることです。
(ショットの、インパクトの慣性モーメントが低い)

ですので ラフやバンカー、ベアグランドなど
ヘッドにボール以外の負荷がかかるショットに弱くなり
それをさらにスピードで解決しようとして
動作が速くなったり、大きくなったり してミスるのです。

また 硬いシャフトを好み人の場合、
ヘッドスピードを上げても 高さが増す、スピンが増える、
余りにもロフトを寝かして煽っていると
逆にボールが低く、緩く、遅くなったりもするので
ヘッドスピードと距離の関係が確立できないため、
 グリーンに近づくほど苦労したりします。

と同時に シャフトは硬いの(ドライバーと比べ)に
 そのヘッドの形状が苦手なので
 フェアウェイウッドを嫌う人が多いですね。
バックにはユーティリティの花が咲いています^^



全体的に 練習量・練習頻度でゴルフを良くするので
ある年齢になると体が痛み始め、
その練習量と頻度に比例して、ゴルフの向上が止まります。

その時になって クラブに頼ろうとしても
兎も角 速くクラブを動かしてしまいたい人には
ゴルフクラブの、クラブヘッドのお助け機能は
邪魔のモノになるだけですから、
買い替えても、結局、同じ毛色のモノになるだけです。