【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重~いヘッド&柔らかなシャフトを通して ゴルフを考え スイングを学べるゴルフクラブを追求! 誰よりも振らず 誰よりも飛ばす ボールをつぶせ をモットーに! 〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部3-14-10 ☎電話 046-804-1480 080-6785-5571           ✉メールアドレス hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp   

ヘッドの慣性モーメント と シャフトの硬さ


店長「 動く(柔らかい)シャフト と
 動かない(硬い)シャフト で
 極めつけの違い が 慣性モーメント なんだと思います。」

ドライバー入射角度yoko


質問「一般的には 慣性モーメントの数値が
 大きい程やさしい、芯が広い
 と言う刷り込まれ方 ですが…。」


店長「広義としては 正解です
 慣性モーメント
 実際には ヘッドのトゥヒール方向に対しての効果ですが、
 ヘッドの重量点を軸とした
 ヘッドの運動性 と言ってよいでしょう。

 数値が高いと 実は「運動性が低い
 要約すると 運動性が低いので ボールがヘッドのトゥヒール方向
 多少 ズレたところに当たっても
 ヘッドに回転する、フェースの向きを変えるような運動が
 『起こり難い』コト を指します。

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 それは打撃時の問題ですが、
 ヘッド・クラブそのものの移動 に関しても
 数値の大きいモノほど、動き出すのにエネルギーは必要ですが
 一度運動が始まると 運動の持続性が高く、
 姿勢が保たれ易い、打ち抜き易い のですが、
 どちらも 棒の延長線上に 重量の中心点(重心位置)が揃う、
 重心位置の運動性
 を指しているので
 硬いシャフトで😵 棒の延長線上と重心が揃わない場合、
 単に ヘッドの回転し辛さ、取り回しの悪さ、
 大きな車で 細かい狭い道を走るようなモノになってしまいます。

 慣性モーメントは ヘッドの重心点を軸として
 軸運動を表す数値ですので
 ソコが軸になって無いと意味を成しません。
 ヘッドローテーションが必要なシャフトの硬さやクラブ、
 スイングの場合 軸点がヘッドの重量点ではなく
 シャフトになりますので その数値は補助や恩恵では無く
 邪魔なモノ、害悪にまでなり得ます。」

質問「手で振る、ハンドリリースをする人に取って
 慣性モーメントの大きなモノは フェースローテーションそのものが
 し辛い✋と理解して正解でしょうか?」

ヘッドはグリップを追い越しません!_Moment(2)


店長「はい、その通りです。
 ヘッドのデザイン として 慣性モーメントを高める には
〇ヘッドを大きくする
〇シャロー形状にする
〇ヘッド重量を重くする
 ですので
 どれもが フェースローテーション派には不向きです。

 ですが、慣性モーメントも 重心の深さ も
 クラブヘッドの『進化』の歴史ソノモノと言って良いですから、
 当然 これからもその部分は進む可能性があります。
 その恩恵が受けにくくなる クラブセッティング(シャフトの硬さ)
 その恩恵が受けにくくなるスイング…クラブ扱い は
 基本、出来るだけ避けるべき だと思います。」

質問「シャフトが硬いと クラブの運動とヘッドの重量点の一致
 が行われ難いので その恩恵が受けにくい というコトですね。」

店長「はい、その通りです。

 そういうコトも含め シャフトの硬さを吟味する。
 シャフトの『銘柄』を選ぶのも 楽しみのヒトツではあるのですが、
 硬いシャフト、動かないシャフトでは
 シャフトの特性も発揮され難いですから
 シャフト選び の 意味がなくなってしまいます。」