【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

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柔らかいシャフトはスライスする?


弊社の「悶絶」と呼ばれている例えばドライバー
シャフトの硬さを表す「振動数」で言うと
150cpmを切るものも沢山あります。
市販のドライバーで柔らかいと言われているものでも
220~230cpm 
70も80も数値が違います。

振動数がすべて、ではありませんが
 明らかに硬い。。。
固有振動数は サイクル・パー・ミニッツで表わされ
 一分間にどれだけ振動するのか、を数値で表しています。
 シャフトの硬いものほど大きな数値、シャフトの柔らかい
 ものほど小さな(少ない数値)になります。)

これをリシャフト(シャフト交換)するような、俗に言うスポーツタイプの
シャフトの替えると、その数値は同じ「R]の表記
あっても 
数値はさらに跳ね上がり 250cpmを
超えるものも少なくありません。
この数年では、柔らかめのシャフトと
スポーツタイプの硬いシャフトの差はより広がったので…
そんな硬いシャフト使えるんでしょうか…。

一般的には、10cpmでフレックス(硬さ)が
ワンフレックス違い、 R⇒S⇒X となっていくと
20も30も数値は大きく、硬くなります。
そう考えると、150cpmのモノを仮に「R」とすると
230のモノは、XXXXXX 6Xになってしまいます。

001
150cpmを下回るような ドライバーを
ヘッドスピード40を楽々超えるような人が
打っても、特にバラツクわけでもなく
慣れてくると、数値の低いものほど
スライスからはお別れ できるようになるものです。

初めてのお客様でも、持っている時(アドレスやワッグル)は
柔らかく感じでも、打ってしまうと「柔らかい」とは
感じないものです。
よくゴルフ用語と聞かれる
・・・シャフトが来ない(インパクトに)
・・・ヘッドが来ない
・・・インパクトを待っていなければならない

というのは、シャフトの柔らかいものほど、感じなくなり
逆に、柔らかいシャフトのクラブを打った後で
硬いシャフトを打つと、はっきりと、そう感じるものです。

スナップショット 2 (2013-04-08 23-48)


各シャフトは見た目では非常に似ているため
シャフトを表すのに、キックポイントやトルク などで
数値化し、その特徴を表すのですけれど、
ごくごく普通の、決してヘッドスピードの遅くない人が
振動数150cpm のモノを打っても、問題が無いのに
それよりも 100cpmも130cpmも数値の大きな
明らかに硬いシャフトを打って
果たして そのキックポイントとか、トルクの違いを
 感じることが出来るのでしょうか。。。

それらはすべてシャフトがしなって、動いてこそ
良くも悪くも発揮されることを示した「数値」「特徴」です。
しならすことのできない、運動させることの出来ない
数値を比較してみても、何か意味があるのでしょうか

例えば、フェアレデイZ、GTR、ポルシェ、フェラーリ
動くからこそ、そのハンドリングや加速、ブレーキングなど
の違いや特徴が表れるもので、動かなければ
単にデザインとか色とかの大きなオブジェでしか
無い様な気がします。
(投機目的と言うのもあるのかも知れませんが)

現在のシャフトの色やデザインを見ていると、
結局、動かない代物だから、その差別化を出すために
無理な虚飾を背負っているような気がするのは
ちょっと穿った見方なんでしょうかねぇ。。



何か特別なテクニックを使わなくとも
各人がシャフトを運動させられるように、
シャフトには「硬さ」が色々あるのに、
YOUTUBEなどには
シャフトのしならせ方 何て題名のモノまであります。
ゴルフクラブは先端に、重心のずれたヘッドという重量物
が装着されているのです。
しならない、動かないモノを無理に動かしたら
それは単純な「
しなり」ではなく、捻じれ になって
 しまうのではないでしょうか。。。

ボールの左右の方向だけでなく、上下の方向も
ある程度厳密にして行きたい「ターゲットスポーツ」
なのに、捩じる と言う行為は致命的なことで
それを意図的にしないために、ヘッドの重心はズレていて
シャフトには各人が選べる「硬さ」が存在する、と考えた方が
使い方はシンプルになっていくと思います。