【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重~いヘッド&柔らかなシャフトを通して ゴルフを考え スイングを学べるゴルフクラブを追求! 誰よりも振らず 誰よりも飛ばす ボールをつぶせ をモットーに! 〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部3-14-10 ☎電話 046-804-1480 080-6785-5571           ✉メールアドレス hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp   

データで読み解く ショットの概念

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)

 

 

ニュアンスを言語化して伝えるのは難しいので
質問、聞きたいコト、知りたいコト等
ありましたら ブログ内で回答しますので
是非 お便り、連絡頂けると嬉しいです。



ボールをつかまえるのが苦手、
スライスが多い人、距離が伸び悩んでいる人、
は この フェースを円弧の外に向けたままインパクトする
と言う感覚が 掴めないのだと思います。

2021-04-17_15


特に ドライバー と アプローチ です。 
ドライバーは ティーアップして打つとは言え
ゴルフクラブの中で 一番ロフトの少ない、
人によっては 一桁のロフトを使っている人も少なくないですが、
フェースを円弧の外に向けて打つ のに 恐怖を感じる人、
当たらないだけでなく、上がらない恐怖を感じる人も居るでしょう。
外に向いた 少ないロフトがより絶壁になる状態、
 それが ドライバーの本当のロフト です。

まあ やや左に置き、ティーアップして打つ
ドライバーにおいては 他のクラブよりも
リリースがインパクト直前、もしくはやや前に来る のは 否めません。
意図して上に振っている訳ではありませんが、
 それが故に 意図的にではなくとも、アッパー軌道にもなる訳です。


今度はアプローチです。
アプローチで使うクラブ、代表的なモノはウエッジですが、
元々 ロフトが大きく、構えると自分の方、天を向いていますが、
それに騙されてしまいガチ……ですが、基本は一緒。
ロフトは無視し、ロフトゼロ度の短いクラブと考え
 特殊なショットでない限り、
そのフェースも円弧の外に向けた状態でボールを打ちます。

2021-04-07_06-05-21_Moment


前にも添付しましたが 20年LPGAの試合会場で測定した
 出場選手 ほぼ全員の平均値のショットデータです。
プロ ですから 当たり前 と言われれば そうなのですが、
これで とても感心、感服するのは
スピン量が ちゃんと番手通り、ロフト通りになっているコトです。

  H-sp. B-sp. BS/HS 入射角 打出角 回転数 最高 着弾角 飛距離
  m/s  m/s     ₍キャリー₎
Driver 41.7 62.2 1.48 3.0 13.2 2610 22.8 37 218
3wood 40.0 58.6 1.48 -0.9 11.2 2700 21.0 39 195
5wood 39.1 56.8 1.47 -1.8 12.1 4500 23.7 43 185
7wood 37.7 54.6 1.46 -3.0 12.7 4690 22.8 46 174
4iron 35.5 51.5 1.45 -1.7 14.3 4800 21.9 43 169
5iron 35.1 49.7 1.43 -1.9 14.8 5080 21.0 45 161
6iron 34.6 48.4 1.41 -2.3 17.1 5940 22.8 46 152
7iron 33.7 46.2 1.38 -2.3 19.0 6700 22.7 47 141
8iron 32.8 44.4 1.33 -3.1 20.8 7490 22.8 47 130
9iron 32.0 41.3 1.32 -3.1 23.9 7580 22.7 47 119
PW 31.1 38.2 1.28 -2.8 25.7 8400 21.0 48 107



練習場で 10~100人 アマチュアのデータを測定した とすると
7番、もしくは8番アイアンあたりから スピン量が減り始め
ウエッジに至っては フルショットであっても
 5000回転以下 の可能性が否めないと思います。
 こすって打っているから です。

ロフトが寝たクラブになると より寝たら
よりスピン量(回転数)が増えると思いがち ですが、
ある限度を超えると ヘッドスピードやヘッドの重さ などの
打撃力が 空振り、だるま落としの状態になり 伝わらなくなってきます。
そうすると ボールスピードも、スピン量も、打ち出し角度も減り始め
最終的には その場でポンと浮いて その場に落ちる球
実質上のくぐり打ち~空振りに行き着きます。
・・・・二度打ちもその部類に属しますね。

スライスに悩む人、こすり球に悩む人のアプローチが
 上げる球になりがちなのも 同じ論理ですし、
 アマショットのゴルファーが ソールの奥行きの有る
 フェアウェイウッドを得意としない
 アマショットでは ターフを取るコトは出来ない のも
 物理的に理由があるのです。