【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重~いヘッド&柔らかなシャフトを通して ゴルフを考え スイングを学べるゴルフクラブを追求! 誰よりも振らず 誰よりも飛ばす ボールをつぶせ をモットーに! 〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部3-14-10 ☎電話 046-804-1480 080-6785-5571           ✉メールアドレス hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp   

宗教のような『インサイドアウト論』

スイングを良くし、ゴルフを向上させたい
という想いは誰しもがもっていますか
全体(マクロ)と箇所(ミクロ)を絡めてつなげて
スイングを改造、改良する人は多くないのではないかと思います。


昨今、昔で言えば 禁忌、
昭和の私からすると あり得ない スイング改造が
ごく一部の人で話題になっています。




名称はそれぞれありますが、
(シャローイングとか、下回り系スイングと呼ばれている…らしい)
トップの位置、ダウンスイングを意図的に寝かるせるモノ です。

20090801 2009_08_31_23_13_36-320フレームショット

 

まあ 少し前で言うと スタック&ティルトとか
普遍的ではないので、一過性のモノでしかないとは思いますが…。



ダウンスイングで まるで 手が下げられない人
にとっては なにがしかの助け になるかも知れませんが、
ゴルフのマクロ を考えると疑問符しか付きません。

当ブログでもたびたび登場する Rさん ら の悩み は
「ダウンスイングでシャフトを寝かしてしまうコト」ですが
その 始まり を推察、想像してみましょう。

古くから ゴルファーには
インサイドアウト教」という 邪教が根強く広がっています。
日本人の杓子定規な生真面目さが それを強くはびこらせている
のだと思いますが、私個人はそんなのどうでも良いと思っています。

若い人は知らないと思いますが、
伝説的なのCプロ と言う方がいらっしゃいます。
今も存命です(おそらく80歳は超えています)
ダウンブロー、ドローボールで有名な方で
マスターズも何度も出場されています。

Cプロのショットは
アドレスのターゲットライン に対しては
少し左出て 左に曲がる球です。
杓子定規的に、厳密に言えば ひっかけ です。
しかし Cプロは その方向、その曲がりの度合い が
非常に精密で活躍しました。

アドレスのターゲットライン に対し、
どの方向であっても 似たような方向、弾道の球が
一定の割合、高い割合で出るのなら
それが 自分の球、弾道です。
それを把握し、コースを攻略すれば良いだけで
アドレスのターゲットラインにボールを飛ばす必要性はありません。
飛ぶ方向、行く方向の目安 でしかないのです。

それと同じで
アドレスのターゲットラインに対し、
内側のインであっても、
外側のアウトであっても、
自分にとって 繰り返すことがし易く、
かつ 方向や距離が満足できる軌道であれば
それが なんであっても 問題ありません。

誰かの目ために ゴルフしている訳ではないのですから。
ohigas217

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)


そして 極めつけ は
インサイドアウト教 信者」の絶対の教え
インサイドアウト

からだの回転で クラブが動くから
 結果として発生するモノ
 です。
例え 軌道がインサイドアウト であっても
 手でそれを作るのなら そこから学ぶモノはない というコトです。


ボールを打たない、加速をしない と言う条件では
ゆっくりのからだの回転通り であれば
 インサイドイン
 になるのですが、
ボールを打つ、加速が入る、
それによって ヘッドは重くなり、
主動力のからだの回転に対しては遅れ、
打つ前はたたまれた状態が多く、
打ってからは遠心力によって
 長くなったような状態が多いから に過ぎません。

ですので あえて言うのなら
インサイドアウト」になっていないのは
からだの回転とクラブの、ヘッドの軌道が
正しくリンクしていない
から、
簡単に言えば
からだの回転で打っていない から です。

多くの人の目指している
「手打ち」を別な呼び方しているだけ、です。


軌道が治れば、見てくれだけのアウトサイドイン
が治れば 解決するのではありません。

からだの回転とはあまり関係なく、
アウトサイドイン だった軌道を
インサイドから にする のは
単に シャフトの寝かし、フェースの開き、
ロフトの開き です。
ですので それそのまま では ボールは打てませんし、
飛びませんし、スライスやシャンクも出ますから
見てくれだけの 実質シャフトを寝かしただけの
「偽装」インサイドアウト には
 必ず フェースの返し、ヘッドローテーションが必要です。
 その二つはパックになっている と言って良いでしょう。


アウトサイドから入れていた、としても
現代のクラブやボールは
 そう大きくスライスしなくなりましたし、
スピン抑制効果も高いです。
それを 更なる寝かし で
 より強いローテーションが必要な
 偽装インサイドアウトにするのか…

ホント どうしてそこまで
中身の無い、見てくれだけの「インサイドアウト教」
に陥るのか、理解不能です。