ハミングバードのブログ等を読むと
「クラブを振るな」
「ヘッドを振るな」
「シャフトを振るな」

と しつこい程書かれています。

一般的な感覚(ゴルフの)のゴルファーが
それを見ると
「振らなくちゃ打てないじゃん」
「振らなくちゃ飛ばないじゃん」
「なに言ってるの? 意味不明…。」

ってコトになると思います。 


では 具体的に
どういうのが振る で
どういうのが振らないのか

理解できる人には 結構衝撃があるかも…です

シャフトを振る
クラブを振る
ヘッドを振る
 というのが 俗に言う「手打ち」で
シャフトを振らない
クラブを振らない
ヘッドを振らない
 が からだの回転で というコトになります。




(グリップの移動 ~先端は振りません_Moment(グリップの移動 ~先端は振りません_Moment(4)





胴体、とクラブの
   (この角度 …坊主頭の上から見た時)

体とシャフト・クラブの角度 です。
 からだ・胴体は赤線  クラブ・シャフトは黄色線
アプローチのような状態も
フルショットのような状態も
クラブが立っている(ヘッドの方が高くなっている)場合も
そうでない場合も
 この角度はだいたい同じ 似ています。

何度も説明していますが、
クラブは極端に棒の先に重さ があるので
自分が向きを変えるコト、によってグリップを移動させ
シャフトでつながっている ヘッドは
その重さの分、グリップよりもターン(角度運動)しません。

【POINT】 グリップをヘッドが追い越す ように見えるのは

打撃~インパクトが終わり、
動作、体の向きの変更が終息しはじめ 減速する、
クラブ、ヘッドには慣性が付いているので
グリップに追いつき、追い越している ように見えますが、
それは打ってからの 「おまけ」 の動きで
その動きで打つコトではありません。
    それは打撃のおまけです。
(グリップの移動 ~先端は振りません_Moment(グリップの移動 ~先端は振りません_Moment(5)






ヘッドがグリップを追い越すコトは
原動力である からだの向きの変更 や
グリップの移動が停止、減速 しない限り
物理的に発生しません。

逆を言えば からだの向きの変更、
それに伴うグリップの移動を止めれば 追いつき/追い越し
は発生しますが、クラブヘッドはその構造上、
ロフトやフェースの向きは かなり過激に変化します。

(グリップの移動 ~先端は振りません_Moment(3)(グリップの移動 ~先端は振りません_Moment(6)






この写真撮影時は 速度が遅いので
打ち終わったポジションでも
グリップをヘッドが追い付き、追い越すほどの
慣性は付いていません。

通常のショットのトップの位置では
シャフトが立っていても(地面に垂直に近い状態)
そうでなくても
からだ(骨盤~肩) と シャフト(クラブ)の角度は
狭い方で60度位、広い方で120度
右打ちの人で 右側の角度は60度位
 です。
(角度 何度は気にする必要はありません)

打ち終わってから
体の向きの変更、それに伴うグリップの移動 が
減速、終息に向かうまでは
この角度は ドンドン詰まります。
意図的 で無い限り
 この 狭い方の 60度の方の角度は
運動、速度に応じて 狭まるコトはあっても
広がることは物理的に起こりえません。
運動でヘッドの重量が増える分、その角度は狭まります。

よく言われる ハンドファースト のような
インパクトは 技術 ではなく
単なる物理現象 です。

(グリップの移動 ~先端は振りません_Moment(グリップの移動 ~先端は振りません_Moment(5)(グリップの移動 ~先端は振りません_Moment(3)





で、よく スイングは丸く振る と言われますが
この角度 → 胴体とシャフトの角度 が
変わるのではなく 土台である からだの向きが変わるから
円を描くのであって
(クラブ・シャフトを振る って❔_Moment(クラブ・シャフトを振る って❔_Moment(2)






からだの回転 や グリップの移動を減速、停止させ
こう振るのではありません。

#シャフトを振る のではなく
 シャフトを持った 自分が回るのです。


もう一度書きますが、
インパクト以降、打ち終わってからは
動作、からだの回転に伴うグリップの移動が減速、
終息に向かうので
慣性の付いた クラブやヘッドに グリップが追いつかれ
追い越されることもあります。
それを無理やり 止めるのは危険 です。
ですが それは スイングのおまけ、惰性 です。
『打ち終わって』からの 現象 です


その「おまけ」 を 打撃にしているのが
俗に言う 手打ち です。

いまや そのおまけ打法が蔓延しています。