【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

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ウエッヂのソールを削るのは殆どの場合、改悪です

クラブを組んでいく時、セットしていく時の基本は
長さ~番手が変わっても 出来るだけ「同じ」ような
似た感じで扱えるコト です。

ですので 例えば アイアンセットで
同じ機種のヘッド、同じ機種のシャフトを組んでいく場合

♯7  ヘッド重量300g → 37インチ  → 振動数200cpm  ライ角62度
♯8  ヘッド重量308g → 36.5インチ → 振動数205cpm  ライ角62.5度
♯9  ヘッド重量316g → 36インチ  → 振動数210cpm  ライ角63度
PW ヘッド重量324g → 35.5インチ → 振動数215cpm  ライ角63.5度

このような一定の規則性を持たせます。
この流れで サンドウエッヂを組むと
SW ヘッド重量335g → 35.5インチ → 振動数212cpm  ライ角度64度
ヘッド重量が重い分、振動数は低くなり、柔らかく、ヘッドが効いて感じますが
シャフト自体の硬さは PWと同じです。
砂やラフから使うことを考慮すると やや重めのヘッドが使い易いですし
バンカーのコトを考えると ややアップライト目の方が使い易いでしょう。

もし このサンドウエッヂを 320gにしてしまうと
オリジナルの 335gよりも ヘッドが効いて感じず、シャフトも硬く感じますから
オリジナルよりも 多機能にわたり使いにくくなり易い です。

ですので ソールの抜けが悪い・・・ からと言って安易に
ソールを削ってしまうのは 避けるべきでしょう。

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ウエッヂやアイアンなどの 俗に言う 「ぬけの悪い状態」 
ソールの問題よりも 遥かに シャフトの硬さであったり
それ以外の要素の方が原因です。  …一番は「シャフトの硬さ」でしょうね。
また ヘッド重量は慣性モーメントそのもの です。
慣性モーメントの数値の高いモノの方が
その運動を続けていこうとする力が強くなります。
つまり インパクト時のボールの重さを受けても
ヘッドスピードの落ちにくくなります。
逆に言えば ソールを削り ヘッド重量を落とすことは
箇所としては 地面との接触は減るかも・・・ ですが
ヘッドの推進力は減り、シャフトも硬くなりますから
結果として改悪になるケースがほとんどです。

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ウエッヂのソールを削る場合、
リーディングエッジ…フェース側を削る方は非常に少なく
殆どの場合が バンス側・・・フェースから離れている側 です。
つまり 元々大きなロフトのクラブが 「更にロフトが寝てしまう」コト が原因で
物理的にソールが地面と干渉していることよりも
 「クラブの扱い方 ロフトを寝かしてしまう
  →バンス角度を増やすコト」
の方が問題なのです

ウエッヂは削ってしまうのは容易ですが
逆に盛る方は非常に難儀で、無理 と言えるほど大変です。


この問題は ウエッヂのソールに限らず
合わないドライバーやパターの 長さを切ってしまう場合にも当てはまり
本当の原因は 別・・・・シャフトの硬さが多いかな・・・
にもかかわらず クラブの長さと思い込み、切ってしまって
更に問題を作り出してしまうのと似ています。