【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

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重心位置との付き合い方②

ゴルフクラブ扱いの原則は

 
クラブが単独で動くのではなく、
 自分が動くから、結果、クラブが動く
のです。

 

20161215Trim(3)(2)(2)_Moment



 👉重さとはそこに留まろう とするチカラ です。

クラブ全体で言えば、
例えば ヘッドの重さが10キロだったとしたら
グリップを動かしても、それと同量動いてくれません。
移動量は、その重さ分少なくなります。

この原則は ヘッドにも当てはまります。

打ち手が動かすグリップと直接つながっているのは
クラブヘッドで言うと ヒール部 です。
重心位置、特に重心距離は そのヒール部(シャフト)
からのズレ、離れた距離を数値化しています。

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打ち手が体の向き等を変え、グリップを移動させる、
ヒール部を移動させても
重さの中心点である 重心位置は その重さ分、
そこに留まろうとする力を発揮します。
別な言い方をすると
クラブヘッドは トゥ部(先端)はヒール部よりも
動かないのです。動きたがらないのです。

自分で試してみると分かりますが、
アドレスの状態から ヘッドを動かそうとせず、
グリップだけ動かしていくと
ヘッドは左回転、閉じる方向に回転しようとします。

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前傾姿勢があり、右を向くと
左サイドの方が右サイドよりも相対関係として低くなる
のが テークバック時のナチュラルな「シャット」ですが、
それだけでなく 重心位置を『普通に』使ってあげると
やはり「シャット」が形成されるのです。
クラブヘッドは トゥ部を意図的に動かしてはいけないのです。

 

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👉こんなドリルはどうでしょう?
◯鏡やガラスなどで
ご自分のテークバックの初期初期の
グリップの移動ラインとヘッドの移動ラインを
比較してみてください。
クラブは手の上側に持っていますから
正しくは グリップの通るラインよりも
やや上方をヘッドが移動します。
ヘッドの方が下方を通るのは
 その時点で「駄目駄目」です。

スナップショット 1 (2016-11-28 2-35)


自然な前傾によるシャットだけでなく
ヒール部を動かそうとしない、重さによるシャットも
意識するとより良いのです。



アイアンとウッドの最大の違いは
重心深度です。
片や 数ミリと 30(3㌢)ミリ以上
この違いは そのテークバックでの
重心位置の取り扱いに大きく出ます。

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テークバック時、
重心の浅い(数ミリ)のアイアンは開きにくいですが、
重心が深い(30ミリ以上)のウッドは その初期、
一番初めの段階で 開いてしまう(右に回転させてしまう)
と当然シャットも作れませんし、その重さによって
必要以上に グリップ・手・腕も動かされてしまいます。
重心位置をシャフトよりも左(ボール側)に維持しておくのと
シャフトを跨いで右に行くのでは
かかる重さも全く異なりますし、その方向も違います。
当然、それによって姿勢や道のり、トップの行き所も
変わってくるのですから、
せめて シャドースイングや素振りの段階で
その重心位置とグリップなり、シャフトの関係を
掴んでおいて損は無いでしょう。

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理想的には 出来るだけアイアン・ウッド双方
同じようなボールの位置で、同じように振りたい、打ちたい、
訳ですから このテークバック初期での
重心位置の取り扱いは注意が必要です。

トゥ部を動かそうとしない、を意識すると
より 双方の重心深度の違和感は薄れると思います。