【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

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ストロングロフトのアイアンの罠❷

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現代の標準的なアイアンセットのロフト構成はこんな感じです

4番から22度(オプションだと思いますが)
5番  25
6番  28
7番  32
8番  36
9番  40
PW  45
AW  50
SW  56

✋こちらがストロングロフトの構成です
4番から18度(これは無理)
5番  20 (…これも無理)
6番  22 (きわどい)
7番  24
8番  28
9番  33
PW  38
⁇⁇  ~ この間が謎

AW  50
SW  56


7番が24度前後 となると

9番~PWと AWの間
もしくは AW~SW の間に大きく差が出来
コースで一番使用頻度の高い距離帯に穴が出来ます。

名称は仮称ですが 10番アイアンやPW-Ⅱ や AW-Ⅱ を入れるのでは
単に 番手ロンダリングしただけ ですから
現在のアイアンの番手を シールを張り換えれば済む
と思うのですが・・・ 言い過ぎかな。

IMG_0624



で、実は 問題はそれだけに済まないのです。
アイアンのデザイン~設計には難所 があって
使用上、
ロフトの立った、上のクラブは上げ易く
ロフトの寝た、下のクラブを上げ辛く する必要性があります。
飛ばすクラブ、上げるクラブと
飛ばさないクラブ、上げないクラブが必要なのです。

ストロングロフトにしたため
過度に上の番手は 上げ易い設計。。。
バンスが大きくなったり、重心が深くなっている のですが
それが 40度の以上のクラブには使い辛さ になってしまいます。


通常 ロフトが増えると
それに応じて バンスが増えていきます。
4度のロフトが増える、半インチ長くなる に応じて
バンス角度も1~2度ずつ 増えていくような感じなのですが、
元々 ソールが大きく、重心を低く、深く設計していると
そのソール形状をどこかの番手から大きく変える必要性が出てきます。

まあ 言うなれば 8番アイアンまでをユーティリティー にして
それ以降を アイアンにする と言った感じです。

それでも その変化、推移には限界、
同一機種としての流れ・・・があるでしょうから限界があります。
✋重心の低い、重心の深い 40度以上のクラブは
ロフトの増え 以上に 飛距離が出なくなり 使い勝手が悪くなります。

実戦、コースでは 130ヤードを超えるショットよりも
110ヤード以下の距離の方が スコアには直結しています。
そこに クラブが少ない
しかも 使い勝手が良くない となると
野球でいうところ 外野を5人で守って 内野は2人
サッカーで言うトコロ フォワードを7人にして デイフェンダー3人
のような配置になるのではないでしょうか

☆通常のロフトのキャビティアイアンでも
PS・SW はキャビティではなく、ブレード(マッスル)になっているのも
そう言った理由です。


この10年でゴルフクラブはからきし売れなくなりました。
特に アイアンは酷い現状のよう・・・です。
とは言っても このストロングロフトのアイアンを使うのなら
前述しましたが ある番手までをユーティリティー にして
ある番手からアイアンにした方が あとあとの実害が少ないような
そんな気がします。