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グリップを支点にヘッドで円弧を描くイメージはこんな感じ…。

何回も書きますが、本来重さとは
移動のエネルギーでなく、留まろうとするエネルギーで
ゴルフクラブの構造としては先端部分(ヘッド)に
重さが集中している訳ですから、
自然な流れ、使い方であれば先端の移動量~運動の方が
重さ分マイナス…少なくなる筈です。

にもかかわらず、このようにグリップの移動量に対し
ヘッドの移動量を多くしてしまえば
それによって ボールの飛行、飛ばされる方とは
全く別の 外へ 外へ とはらもうとする力が
加わります。

移動~運動のしていない状態を基本に
打撃部分とボールの位置関係を把握しておき
運動させると「増える重量」
そしてボールに対し、外にはらもうとする遠心力…

⇒その遠心力は ボールとヘッドを当てさせないように
働く力と言えるわけです。

定点であるボールとヘッドを当てさせるには
その運動中に加わる力と同量分だけ
外にはらもうとする力 ⇔しかもそれは立体的に働く。
の反対(立体的に)に引かなければならなくなります。
スナップショット 1 (2015-09-24 17-51)

外にはらもうとする分、同量引いて その量を相殺
しなければ、定点のボールとヘッドは当たりません。
特にダウンスイングの後半で
ボールを打つかなり前の段階から
手前・・・手前上に引いておく力をかけて
遠心力を消しておかなければならなくなります。

これが「スライス」の正体なのです。

 
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一方、質量の法則に乗っ取って
グリップとヘッドの移動量をほぼ同じ
質量がある分だけ、ヘッドの移動量(運動)を減らすと
クラブ(質量)に対し、外にはらもうとする力が加わっても
その不可抗力はヘッドだけを振る方に比べると大変少なく
クラブ全体が遠心力によってはらむ度合いを
掴んでしまえば、遠心力に逆らわず
それ そのものを利用することも可能になります。
クラブの見た目の長さが変わることも一つですが
これが自然な「インサイドアウト」をよぶことになります。
スナップショット 2 (2015-09-24 17-52)

勿論 多少手前に引く力も
遠心力に対抗する力もかけておかねばなりませんが、
その量、度合は ヘッドばかりを動かす方に比べれば
ゴルフクラブのロフト角度やライ角度で消せる程度で
しかも、打撃する前にはあまりかからないので
重さが移動そのものの負荷になり
移動スピードを邪魔するものにはなりません。

これがフック・・・・というか左回転の正体です。