【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

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設計者や作り手が意図する『ロフト角度』

ご自分がどう打ちたいか、どんな球を打ちたいか
によりますが、クラブを設計、開発、製作する側の意図する
『基本的な、普遍的な クラブの使い方 』
  を知っていて損は無いと思います。
これは 50年以上前から すべてのメーカー、全ての機種で
この考え方が基本中の基本となっています。
勿論、今もそれは変わりません。

✋アイアンで説明しましょう。

 

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個人差はあると思いますが、
(もう少し グリップファースト気味…なのかな?)
だいたい このような形で構える(アドレス)と思います。


ドライバーやパターも含め、各番手には ロフト角度 がありますが、
そのロフト角度は 打ち出しの角度とボールの回転を作り出します。

静止している時は シャフトに対するフェースの後方への傾きを
ロフト角度(製品)と呼びますが、
稼働中、ボールに及ぼす角度は それとはまた別です。


クラブにはそれぞれの長さがあり、93443
前傾姿勢やからだの回転がありますから
ヘッドは地面と平行に
 ボールに真横から入ってくることはありません。


            こうは入ってこない訳です 👉👉👉


ボールに影響を与える、打ち出しの角度や回転などを
及ぼされる角度は ヘッドの進入対する 後方への傾き(角度)です。

ヘッドがそのクラブの長さなり、前傾姿勢なりに
上から入ってくる分 
✋地面に対しては ロフトの立った形 になりますが、
それが 設計者、開発者、製作者の意図する
そのクラブのロフト角度の機能です。

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左を① 右を② とすると

①は打ち出し角度は低く 回転は多め  です
②は打ち出し角度は高く 回転は少な目 です

ボールの実質速度は 打ち出しの低いモノの方が
同じ速度であっても 多く水平移動しますので
全体の傾いた ①の方が速くなります。

①と②はクラブとして 機能的に
ロフトに応じたクラブの長さとして 作られています。
ロフトの少ないモノは クラブを長くし、入射を緩くさせ
打ち出しを取り、不要なスピンを増やさない と言ったコト です。



✊✊✊設計者、開発者、製作者が一番望まないIMG_0524
そのクラブの ロフト機能、シャフトの長さの機能が使われない
使い方は ヘッドが上から入ってきているのに
ロフトがオリジナルのアドレス状態のまま
 です。

この使い方(キャスティング)をすると
打ち出し角度も多く、スピンも多い という
ボール速度も上がらない、距離も出ない使い方 になります。
元々 立ったロフトのクラブはまだマシですが、
大きなロフトのクラブになってくると
抜けた球になり易く、がっくりと距離が落ち、ボールも上がらなくなったりします。
また、上から入ってくる分 ロフトが傾く(立つ)コトを前提に
バンス角度やソールの幅など設定されていますので
その機能も使えなくなってしまいます。


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二つを比較すると 分かり易い かもしれませんが、
ヘッドの進行(進入)、入射角度に対する フェースの後方への傾き(ロフト)が
かなり大きく異なります。

ハンドファーストを推奨、促してはいませんが、
クラブのオリジナルなインパクト角度は
シャフトが前に傾いた分 イコール 上から入ってくるというコト です。

ウエッヂだけでなく クラブ全般として
 ソールの幅やバンス角度などは
この使い方を基準にして設定されています。